シビックインターシリーズの第4戦が、富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした大西隆生が、そのままトップを守り抜いて今季初優勝。予選7番手からスタートの谷口信輝は、2位まで順位を上げてランキングのトップを死守した。
富士の予選ではどれだけスリップストリームを有効に使えるかで、タイムが大幅に左右する。ポイントリーダーの谷口は、タイヤを温存するため、セッションの半ばからタイムアタックを開始。しかし、その後には多くのライバルが。「みんな、前走ってくれなくて、着いて来るばかり。仕方ないから単独で走ったんだけど、やっぱりダメだったね」と、なんと7番手に甘んじてしまう。
逆に「ストレートではスリップストリームを使えて、裏では完全にクリアが取れました」と語る大西が、今季初のポールポジションを獲得。これに北野浩正、そして谷口を8ポイント差で追いかけるトモアキが3番手につけることとなった。
決勝はすでに雨こそやんでいたが、直前に降った雨でセミウェットというべき状態に。だが、日差しは強く、瞬く間に路面を乾かしていったことから、全車がスリックタイヤを装着した。心配された1コーナーでの混乱はなく、好スタートを切った大西がまずは先頭でクリア。北野をトモアキが100Rで抜いて、素早く2番手に浮上。そして、ダンロップコーナーでは谷口が4番手に上がってくる。
3周目のストレートで谷口は北野を抜いて3番手に。この段階でトップを争う大西とトモアキとの差は約3秒。しかし、15周に及ぶ戦いであるだけに、まだまだ逆転のチャンスはあるものと思われた。中盤から大西が逃げの構えに出たのに対し、ペースが鈍り始めたトモアキに谷口が急接近。4周に渡ってテール・トゥ・ノーズでの争いを繰り広げた後に、11周目に谷口はついに2番手に躍り出る。
そのまま大西にも迫っていくことが期待された谷口ながら、「もうちょっと路面が濡れていてほしかったね。もっとビシビシ(大西とトモアキが)やってくれないと」と、逆転するまでには至らず、そのまま2位でのフィニッシュとなった。
大西は今季初優勝。「前半は抑えて、谷口さんが来るのは予想できたんで、タイヤを温存しておいたのが良かったです」と作戦どおりの勝利だったことを明らかにした。3位はトモアキで、ポイントでさらに谷口との差を広げられてしまった。
なお、併催の東日本シリーズではTakamori博士が今季初優勝。並木重和を僅差で従えた。
