173周で争われるスーパーGT第5戦鈴鹿決勝、周目から70周終了時点での様子をレポート。1000kmは173周で争われている。
69周目にセーフティカーが戻ってレースが再開すると、レインタイヤだったカルソニック IMPUL GT-R、WedsSport ADVAN RC F、KeePer TOM'S RC Fがピットイン。隊列はDENSO KOBELCO SARD RC Fが周回遅れながらセーフティカーの背後で隊列のトップを走ることになり、実際のトップであるPETRONAS TOM'S RC Fの前に3台のGT500マシンが走行するという、複雑な状況に。
実際のトップを争うPETRONASとRAYBRIG NSX CONCEPT-GTはライトを点滅させてアピールするが、周回遅れのGT500をなかなかオーバーテイクできず、ブルーフラッグが何度も振られてラインを譲るという、混沌とした状況となる。
大きな順位変動は起きなかったが、75周目の1コーナーでGT300のマシンがオイルを撒いてしまったようで、次々と1コーナーでオーバーラン。オイルの処理をするために2度目のセーフティカーが入った。
80周目にレースが再開するも、リスタートのスタートでドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTの小暮卓史がロケットスタートでオーバーテイクを見せるも、これがセーフティカーラン中のオーバーテイクとなり、ドライビングスルーペナルティ。順位を大きく下げてしまう。
87周目にはスプーン前の250RでZENT CERUMO RC FがGT300マシンのインに入ると、カルソニック IMPUL GT-Rはアウトへ。3台が並ぶ形となり、カルソニックがZENTの前を奪い、4番手に浮上した。
その後、トップのPETRONASは快調に周回を重ねて2番手RAYBRIGとのギャップを序々に広げて20秒のギャップを築く。100周に近づいてくると、上位チームは3度目のピットインへ。トップのPETRONASは99周目にピットインすると、右リヤのナットが外れて1分を超えるストップになってしまうも、同時ピットに入ったRAYBRIGの前でコースに入り、トップをキープ。
その後、ZENT CERUMO RC F、カルソニックがピットに入り、2番手をRAYBRIG、カルソニック、ZENTの3台で争う展開が続いている。