173周で争われるスーパーGT第5戦鈴鹿決勝、35周目から70周終了時点での様子をレポート。1000kmは173周で争われている。

 30周目前後で全車、最初のピットストップを終えたところで、RAYBRIG NSX CONCEPT-GTがトップ。2番手にはドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTをかわして2番手に上がったPETRONAS TOM'S RC F。伊藤大輔がペースアップしてドラゴのオリバー・ターベイを捉えた。

 その後、一時雨が強まってタイムが大きく落ちる。37周目には130R過ぎでスピンしたGT300に武藤英紀がステアリングを握るKEIHIN NSX CONCEPT-GTが接触したようで、KEIHINはクラッシュ。2台はコースにストップした。セーフティカーは入らず、FROで対応。ドライバーは無事のようだが、KEIHINのマシンはフロントを大きく破損してGT500最初のリタイアとなってしまった。

 その後、40周を過ぎて雨が上がり、晴れ間が見え始め、路面状況が急速に回復。トップのRAYBRIGとPETRONASのトップ争いは1秒前後のギャップのまま、周回を重ねている。トップのRAYBRIG伊沢拓也の背後に詰めたPETRONASの伊藤だが、オーバーテイクには至らない。その隙に3番手のドラゴのターベイがPETRONASに接近するも、PETRONASはドラゴを抑え続ける。トップ3台が3秒差という接近戦になるなか、RAYBRIGが序々にPETRONASを引き離し、5秒のマージンを築く。56周目にはPETRONASを抜けないと判断したか、ドラゴがピットインして小暮卓史にチェンジ。

 57周目にはD'station ADVAN GT-R、Epson NSX CONCEPT-GTが2回目のピットストップに入ってドライタイヤにチェンジ。S Road MOLA GT-Rも2回目のピットストップでレインに替えたが、すぐに3回目のピットに入ってドライタイヤに替えた。60周目を過ぎると、ドライタイヤへの変更と2回目のルーティンを兼ねて、続々とピットイン。

 62周目にトップのRAYBRIGと2番手のPETRONASが同時にピットに入ると、不運にもRAYBRIGの前にはGT300マシンがピットイン。作業を終えたRAYBRIGは一度マシンを下げてピットロードのファストレーンに向かうも、PETRONASがその前を奪うことになった。

 その直後、63周目にスプーン手前でGT300マシンが激しくクラッシュ。セーフティカーが入り、ピットはクローズに。GT500はカルソニック IMPUL GT-R、WedsSport ADVAN RC F、KeePer TOM'S RC Fの3台がレインタイヤのままで2回目のピットを迎えられずに周回を続けている。

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