26日、都内で2010年JAFモータースポーツ表彰式が開催。フォーミュラ・ニッポンをはじめとする全日本選手権シリーズなど、今年の四輪モータースポーツの各分野のチャンピオン、ランキング上位者が集まりJAFから表彰された。
社団法人日本自動車連盟の田中節夫会長の挨拶で始まった今年のJAF表彰式。田中会長の挨拶では「モータースポーツを取り巻く情勢も厳しいいものでございましたが、振り返ってみるとすばらしい成果があったと思っております」と一年を振り返る。挨拶の後には、JAFモータースポーツ名誉委員称号の贈呈式が行われ、今年は元日本アルペンラリーの責任者でJAFモータースポーツ委員を16年にわたり務めた渋谷道尚氏が名誉委員に選ばれた。
表彰式は、JAFカップのジムカーナから始まり、ダートトライアル、全日本カート選手権、全日本ジムカーナ選手権、全日本ダートトライアル選手権、全日本ラリー選手権、全日本フォーミュラ3選手権、スーパーGT、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの順番に表彰される。
最後に表彰された全日本選手権フォーミュラ・ニッポンのシリーズチャンピオンであるJ.P.デ・オリベイラは「今の気分は最高です。すばらしい一年になったと思います。最後の最後まで4人のドライバーがチャンピオンを争ってタフな一年でもありましたが、最終的にトロフィーを持って帰れることができて最高にうれしいです。チーム監督の星野さんにいちばん感謝したいです。最初のテストから自分を信用してくれて、パワーをくれました。チームのみんなにも感謝を伝えたいです。一年を通してチーム一丸となってがんばりました。優勝できなくても2位や3位に必ず入るということを一年間通してきた結果だと思います」とコメントし喜びを語った。
表彰式後に行われた懇親パーティーでは、全日本F3選手権、スーパーGT、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの各プロモーターから名前が刻まれたトロフィーを授与するプロモーター賞の贈呈のほかに、JAF表彰式で表彰された女性ドライバー、ナビゲーターのトークショーも行われた。
46部門のチャンピオンが集まったJAFモータースポーツ表彰式は、今年も日本のモータースポーツ界のフィナーレとなる盛大なイベントとなった。
