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予選6位:雨の予選で6番グリッドを獲得
決勝13位:今シーズン最後のレースは
13位でフィニッシュ
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●予選6位
佐藤琢磨のコメント
とてもチャレンジングでしたが、雨の中、楽しんで予選を戦うことができました。1台ずつがアタックするスペシャルステージ方式の予選では、セッションの最初、中ほど、終盤でコンディションは一定ではなかったようですね。アタックの順番はランキングの逆順だったので、(スポット参戦の)僕は早めの順番でした。雨の富士でフォーミュラ・ニッポンを走らせるのは今日が初めてでしたが、前回の菅生での経験が生きましたね。
ただし、雨の菅生ではフリープラクティスのときからバランスに問題を抱えていましたが、決勝までに大きく改善できたので、今回もその点を相当意識してエンジニアと作業を進めてきました。6番手という結果はベストではありませんが、決して悪い結果だったとも思いません。これまで、チームとしていろいろと取り組んできた新しいことが、ここにきていい形で結果に結びつけられるようになったのはよかったと思います。
明日は今日と違ってドライになりそうなので、予選がウェットだったことは、決勝を面白くするひとつの要因になるかもしれませんね。明日のレースが本当に楽しみです。
●決勝14位
佐藤琢磨のコメント
今日は3列目からのスタートで、しかも晴天に恵まれたので、自分としてもかなり期待してレースに臨みました。スタートダッシュは悪くなく、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラらと3ワイドになって1コーナーに進入していきました。僕はいちばん外側からアプローチし、少なくとも1台はここでオーバーテイクするつもりでしたが、内側の2台が出口で突如外側にはらんできたために僕は行き場を失い、大きく順位を落とす結果となりました。
その後はハンドリングのバランスに苦しめられる展開となります。ドライコンディションだった金曜日のフリー走行で、ハンドリングをよくするために試したことがいくつかありましたが、この方向性でセッティングを進めたところ、予想外にスタビリティが悪くなってしまい、コーナーの進入や出口では十分にブレーキもスロットルも踏めない状態となってしまいました。フォーミュラ・ニッポンのマシーンは、セッティングのスイートスポットが本当に狭いと改めて思い知らされました。
スタビリティが低下した影響でずるずると順位を落とし、最終的には13位でフィニッシュすることになったので、大きく我慢を強いられるレースとなりました。ただし、こんなにたくさんのファンの方々が集まってくださる富士スプリントカップは、本当に素晴らしいイベントだと思いました。また、チーム無限の皆さんとレースに挑戦したこの数戦は、チャレンジングな部分もありましたが、とても建設的で楽しいものでした。力強くサポートしてくれました多くの方々に感謝しています。この3レースで得られたデータが、今後のチーム無限の活躍に生かされることを期待しています。
