スーパーGT300クラスに参戦するJLOCは13日、今季ランボルギーニ・ガイヤルドGT3 LP600+を投入し、88号車を織戸学/青木孝行組がドライブすると明らかにした。

 JGTC全日本GT選手権の開幕以来、ランボルギーニ車でシリーズを賑わせてきたJLOC。2006年の開幕戦鈴鹿ではムルシェラゴRG-1の世界的レース初優勝を飾るなど、ランボルギーニ社も認めるチームとして活躍してきた。

 ここ数年は、2007年から開発を続けてきたガイヤルドRG-3でスーパーGTに参戦。ポールポジション獲得や表彰台獲得など光る活躍をみせてきたが、13日、新たにランボルギーニ・ガイヤルドGT3 LP600+を投入することが明らかにされた。

 このガイヤルドGT3 LP600+は、今季GT300クラスで大幅に台数が増えるFIA GT3規定のマシンで、ドイツのライター・エンジニアリングが製作。FIA GT1仕様のムルシェラゴLP670 R-SVのノウハウが投入されており、5.2リッターV10エンジンを搭載。性能調整を受けていない状態で600馬力以上を発生、2012年バージョンは二重のカナードなど、空力的なアップデートも受けている。

 このガイヤルドGT3 LP600+を駆ることが発表されたのは、1997年・2009年王者の織戸と、2001年王者の青木というチャンピオンコンビ。ヨーロッパでも速さを見せるガイヤルドGT3とタイトル経験があるふたりのコンビの組み合わせは、ライバル陣営にとっても要注目の1台になりそうだ。ゼッケンはJLOCのエースナンバーである88を使用する。

 JLOCではその他の参戦体制について間もなく明らかにするとしているが、青木のブログによれば「凄い事になってるのでお楽しみに」とのことだ。

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