22日、東京・六本木のAXISビルで開催されている日本レース写真家協会(JRPA)による写真展『COMPETITION』の中で、今年もAJフォイト・レーシングからインディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨のトークショーが行われた。

 1月18日(土)~28日(火)の日程で開催されている『COMPETITION』では、JRPA所属に所属するカメラマンが2013年シーズンに撮影した写真の中から“最も印象に残った”作品が展示。また、ドライバーをゲストに招いてのトークショーなども行われている。

 席に限りがあるため事前募集が行われた今回のトークショー。120席の募集に300弱の応募があり、会場は当選したファンで埋め尽くされた。19時から開始となったイベントでは、琢磨の活躍を長年追っているJRPA会員の松本浩明カメラマンが聞き手を務める形でトークショーが展開された。

 実は今回のイベント告知後に、セブリングでのインディカーのテストが急遽決まり、イベントをキャンセルする可能性もあったという琢磨。ただ、無事帰国しファンの前に姿を見せた琢磨は、時折冗談も飛ばしながら終始リラックスした様子でイベントを楽しんでいた。

 トークの中で琢磨は、日本人としての初優勝も果たしたインディでの活躍を軸に、昨シーズンをプレイバック。また、松本カメラマンがロングビーチで撮影し、『COMPETITION』の会場にも展示されている、琢磨が日の丸を背負う形で収まっているカットの前後に撮影された写真も初公開され、初めて目にする写真にファンは見入っていた。

 また、事前応募の際にファンから集まった質問に答えるコーナーの中で、次に勝ちたいコースを尋ねられた琢磨。「本当はサンパウロだったんですよね」と、最後の最後で2位となった昨年のサンパウロ戦への悔しさをのぞかせつつ、「今これから勝ちたいという点では、やっぱりインディ500です。絶対に勝ちたいですね」と意気込みを見せた。

 イベントの最後に琢磨は、14年シーズンの抱負について「カーナンバーが14で2014年ですから、14勝したいですね(笑)」と会場の笑いを誘った後、次のように語りこの日を締めくくった。

「本当の目標は、ランキングを下げないことです。上り調子でいきたいですね」
「ぐぐっと最後まで上がっていって、皆さんにお礼を言いたいです。今年もたくさん寝不足にしますので、よろしくお願いします!」

 イベントではほかにも、プレゼントをかけた抽選やじゃんけん大会なども実施。松本カメラマンの撮影した写真に琢磨がその場でサインを入れたプレゼントなどがファンに手渡された。

 JRPAによる写真展『COMPETITION』は、今月28日(火)まで毎日、六本木AXISビルの地下1階『SYMPOSIA』で開催されている。26日(日)には脇阪寿一、柳田真孝、山本尚貴を招いてのトークイベントも予定されている。

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