スーパー耐久シリーズ2010 第4戦
スーパーTEC J'S RACINGレースレポート
ステラブル制動屋J'S RACING S2000
69号車 ドライバー 中西真史、赤星陽太郎、梅本淳一
2010年6月26日(予選)、27日(決勝)
会場:富士スピードウェイ
天候:雨 レース時間:4時間
クラス4 予選:11位 決勝:7位
荒天の中、粘りの走りで入賞
土曜日の予選は路面状況が著しく変化する難しいコンディションとなり、Bドライバーのセッションではタイヤの選択で運命が分かれました。J'S RACING LABSチームは安全策でレインタイヤを選び、クラス4の13台中、11位となってしまいました。その後行われたCドライバー予選。グリッドには関係ありませんが、梅本選手がスリックタイヤでアタック!見事クラス3位を獲得し、S2000勢のトップタイムでマシンのポテンシャルを見せました。
続いて日曜日も朝から雨。しかし観戦券でパドックまで入れるということで、雨でも沢山のお客様が訪れました。お昼に開催されたピットウォークにて、今回もJ'S RACING LABSのピットではお子様限定の撮影イベントを開催。本物のレーシングカーに座って記念撮影ができるとあって、行列ができてしまうほどの大人気でした。
13時から行われた4時間の決勝レース。雨の他にも霧が出ていたので、セーフティーカーランでのスタートとなりました。霧と雨で波乱含みの展開。この難しいスタートを担当したのは、経験豊富な梅本選手。雨が強くなり、霧で視界が悪い中を淡々と走り続けます。安定したラップで走りぬいた梅本選手からバトンを受けたのは中西選手。ドライビングだけでなく、ドライバーチェンジのスピードも向上し、なんと30秒でピットアウト!このピット作業で9位にポジションアップできました。中西選手は、初のウェットレースにもかかわらず安定したラップで周回を重ねます。そして、予定のスティントを終えようとした頃、濃霧の影響でセーフティーカーが入りました。69号車はベストタイミングでピットイン。ドライバー交代、給油を済ませて順位を1つあげ、クラス8位。約30分もセーフティーカーランが続きましたが、チェッカーまで残り30分の時点でレース再開!スプリントバトルが始まりました。リスタート後に各所で激しいバトルが行われ、至る所で接触が発生しましたが69号車は無事切り抜け、7位でチェッカーを受けました。
雨、霧の中での長時間のレース。着実に周回を重ねた中での7位入賞です。次回は9月4・5日に岡山国際サーキットで行われます。レーシングドライバーとして着実に成長しつつある若手2人に期待しましょう。引き続き御声援の程、宜しくお願いします。
●梅本淳一選手
新人育成として始まった今年のスーパー耐久プログラムは、早くも折り返しとなる第4戦を終えました。前回のレポートでは練習の絶対量が足りないと書きましたが、今回の富士もインターバルが少ないこともあり、途中のテスト無しでの参加となりました。Aドライバーの中西は初の富士スピードウェイ、しかも初ウェットコンディションでレインタイヤでの走行と、初物尽くしのオンパレード。彼にとっては精神的消耗の激しいレースになったと思います。予想されたとおり中西、赤星はタイムが伸び悩み、入賞こそできましたが、予選、決勝も芳しくない成績となってしまいました。彼らに足りないものは経験値だともちろんチームは理解していますので、できるだけ長い時間車に乗せようとしますが、前日の公式練習だけではやはり無理なようです。 尻上がりにタイムが伸びてきている現状から考えてせめて、あと一日練習ができればと思います。限られた時間でどこまでできるかが今後の課題です。
●中西真史選手
富士スピードウェイも初走行コースでしたが、ゲームを使ってイメージトレーニングをしてきたので、大きくラインを外さずに走行できました。今回はフリー走行で久保田英夫選手に乗っていただき、ロガーやVTRで自分の走りと比較。少ない走行時間をうまく補えました。予選では初のレーシングレインタイヤ走行となり、不安を抱えながらスタートしましたが、予想よりにグリップしたので徐々にペースアップしましたが高速コーナーが攻めきれず、いいタイムを出せませんでした。決勝では第2スティントを担当。天気予報では雨が上がるとの予報でしたが、雨は降り続いたまま私の走行となりました。アンダーの強いセットだったので、進入での姿勢作りがやや難しく、目標のタイムに届きませんでした。走行中霧が濃くなってきて視界が悪くなりましたが、北国に住んでいた経験から霧の走行に慣れていましたので、タイムを落とさずに走れました。濃霧でセーフティーカーが入ったベストタイミングでピットイン。 順位を一つ上げることができました。まだ課題も多いですが、次戦岡山では表彰台を目指します!
●赤星陽太郎選手
私の担当、Bドライバーの予選セッションはウェットコンディションでしたが雨が上がっており、タイヤ選択の難しい状況でした。リスクを避けてレインタイヤでコースインしましたが予想よりも路面が乾くのが早く、レインタイヤのままではタイムを伸ばすことが出来ませんでした。決勝では、最終スティントを担当。疲れたマシンをゴールまで順位を上げながら運ぶ事が自分の役割でした。レース終盤に差しかかった時、霧の影響でセーフティーカーが出た直後のベストタイミングでピットイン。私に交代してピットアウトしました。セーフティーカーランが続いてしばらくすると視界が回復し、レース再開。リスタート直後の混乱を避けていると、目の前に走っていた車が同じクラスの同一周回車両。ピットに無線で確認すると、青木琢磨選手でした。彼は、自分が2輪のレースをやっていた時の憧れの選手だったのです。その人と同じ土俵で勝負できると思うと、とても感慨深い気持ちになりました。100Rでパスしましたが、彼はハンドドライブでレースに出場しており僕とはまったく条件が違います。下半身不随という障害を持っていても、勝つためにレースに挑んでいる彼の精神は素晴らしいと思いました。レースは7位で完走。シリーズランキングで上位に食い込むのはもはや厳しい状態です。後半戦に入りますが、メカニック、チームスタッフは素晴らしい面々なので、ドライバーとして力をつける事が今後の課題です。今シーズンは練習やトレーニングが疎かだったので次戦に向けてしっかりこなし、後半戦に向けて気を引き締めたいと思います!
●ST-4クラスリザルト
順位 No 車名
1 18 コスモソニック21 FKingsDC5
2 333 GLORY.ERG.A-ONE.DC5
3 62 ホンダカーズ東京G/Mインテグラ
4 95 特許リジットカラーS2000
5 60 RCB with KRPウインマックス、テイン、ワコーズ
6 666 BOMEX with CarXs S2000
7 69 ステラブル制動屋J’S RACING S2000
