26日、都内でTeam KYGNUS SUNOCOの2015年スーパーフォーミュラ参戦発表会が行われ、チームの今季参戦体制が明らかになった。会見には、チームのレーシングスーツに身を包んだ小林可夢偉と平川亮も登場した。
キグナス石油と日本サン石油がスポンサーを務める『KYGNUS SUNOCO Team LeMans』は、今年も引き続き2台体制でスーパーフォーミュラに参戦。今年は新たに可夢偉がチームに加入し、スーパーフォーミュラ3年目となる平川とともにチャンピオンを目指す。
都内のホテルで行われた発表会では、チームの土沼廣芳監督とドライバーのふたり、チーフエンジニア、チーフメカニック陣が登壇。土沼監督が紹介をしていく形でチームの参戦体制が発表された。
可夢偉がドライバーを務める8号車は、長年チームで活躍する山田健二チーフエンジニアと、森内誠二チーフメカニックという体制に。「可夢偉のパフォーマンスを存分に発揮させてくれると期待しています」と土沼監督が語る通り、盤石の体制でチャンピオンを目指す。
また平川がドライブする7号車では、昨年までDOCOMO DANDELION Racingに在籍していた田中耕太郎エンジニアがチーフエンジニアに就任することが発表された。土沼監督も「ご存知の方も多いかとは思いますが、日本でも何本の指に入るエンジニアです。今年は亮のために頑張ってくれると思います」と期待を寄せた。田中エンジニアは、小倉啓悟チーフメカニックとともに平川車を担当することになる。
この会見がチームのレーシングスーツ姿の初お披露目ともなった可夢偉は「12年ぶりの日本でのレースなので、まず結果を残すことも重要だと思いますが、それ以外にも、もっとモータースポーツを盛り上げられるようにしたい。スーパーフォーミュラが子どもたちの夢になるような活動をしていきたいですね」と、自身のリザルトだけにとどまらない今季の意気込みを披露。現在、実際にサーキットに来てもらえるようなコンテンツや、インターネットでの情報発信など、様々な活動に向けた調整を行っている最中だという。
シリーズ参戦3年目となる平川は「今年はまずは初優勝をして結果を出して、シーズン後半にはチャンピオン争いができるように、7号車の中で力を合わせて頑張ります」と、新たな体制で迎える15年シーズンに向けて目標を語った。
可夢偉、そして田中エンジニアの加入と、チーム体制をさらに強化してチャンピオン奪還を目指すKYGNUS SUNOCO Team LeMans。今季のスーパーフォーミュラではどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみなところだ。