スーパー耐久シリーズ2011 第2戦
「SUPER TEC」
開催日:2011年7月23日・24日
コース:富士スピードウェイ
天候:(予選・決勝)晴れ・晴れ
路面コンディション:(予選)DRY (決勝)DRY
チーム:KYOSHOアリスモータースランサーX
ドライバー:田ヶ原章蔵/ 白坂卓也/藤原能成

 スポーツランドSUGO で行われた開幕戦から約2か月。スーパー耐久シリーズの第2戦『SUPER TEC』が、富士スピードウェイで開催されました。7月22 日(金)練習走行、23 日(土)予選、24 日(日)決勝と2DAYによるレースとなりました。前年度より調整をしているAYC&ACD 用CPU の開発は暗礁にのまれ、今回はノーマルコンピューターを使用してのトライとなった505号車。そう簡単にレース運びをさせてくれないつらいチューニング具合での参戦となります。メカニックの努力により前回のスペアエンジンを新たに組み直しステップアップを狙ったレースが期待されました。

 そして今回からはAS RACINGとしてはST5クラスの55号車ヴィッツと共に2台体制になったこともご報告させて頂きます。

■ 練習走行7月22日
 伝統の戦い【富士SUPER TEC】の戦いが始まりました。スーパー耐久の中でも看板となる戦いの為スポット参戦が多くみられる今回のレース。ST-2クラスのエントリー台数は9台にも上ります。今回はCドライバーにスポット参戦として藤原能成選手を加えての参戦となりました。Bドライバー白坂選手とCドライバー藤原選手のドライブがメインとなった練習走行。感触を掴んだ所で田ヶ原選手による最終的なチェック走行が行われました。そこで1周のアタックの際に空冷系ホースの抜けにより走行を中断。無理な走行をやめ即座に走行を中止した為大事には至らず、マイナートラブルだった為、明日の予選での心配には至りませんでした。

■ 公式予選7月23日
 ST-2クラスは出走台数9台が犇めく4WDのつわもの揃いのクラスです。また今回はランサーとの因縁の対決、2台のインプレッサの出走もあり必然的にレースは色めき立ちます。ノーマルコンピューターとはいえ前回よりパワーUPしたEVO X。路面コンディションはドライの中、Aドライバー田ヶ原選手より公式予選走行開始。予選通過基準タイム2'03.791に対して1'55.638にて無難に通過。

 前後タイヤ交換後、Bドライバー白坂選手出走。Aドライバーの基準タイムより速い予選通過基準タイム2'02.308に対し1'54.556と好タイムで難なく予選を通過。続いてCドライバー藤原選手は個人ベストラップ1'58.152を走路外走行ペナルティにより痛恨の末梢。しかしながら、予選基準タイム2'04.681に対し1'58.934にて無事予選を通過しました。よって走行台数39台中総合順位20位。ST-2クラス内9位。決勝出走台数38台中20番グリッドからの出走となりました。

◆予選総合タイム順位結果
1:CarNO.3 エンドレス・アドバン・コルトスピードX TIME: 3'41.817
2:CarNO.20 RSオガワADVANランサーTIME: 3'44.736
3:CarNO.6 新菱オート☆DIXCEL☆EVOIX TIME: 3'45.029
—————————————————————
9:CarNO.505 KYOSHOアリスモータースランサーX TIME:3'50.194
ドライバー:田ヶ原章蔵TIME:1'55.638
白坂卓也TIME:1'54.556
藤原能成TIME:1'58.934

■ 決勝スタート12:59
 前日予選走行終了後、ハブボルトの交換を行いマシン調整が行われたEVOX。天候はいつ雨が降ってもおかしくない曇り空の状況でレインタイヤも用意されました。スタートはBドライバー白坂選手より。グリッドより確実にポディションを上げつつ慎重に周回を重ねます。38LAP後、総合15位の好位置につけ白坂選手より藤原選手へフロントタイヤ交換と給油を含めたドライバーチェンジ。途中無線にて『5速にトラブル』と連絡が入りピット内に緊張が走る。順位は落とすも41LAPを消化した時点でタイヤ無交換にて残りのすべての周回が田ヶ原選手の手に委ねられました。

 この時点で雨の心配はなく天候に左右される事はありません。ピットアウト後1コーナー通過時点でピットに無線が入る『5速のトラブルは大丈夫』ミッションにトラブルを抱えている事には違いないが、丁寧なシフト操作により解消される事が判明しました。胸を撫で下ろしたのもつかの間、緊急ピットイン。走行中に微振動を感じるとの訴えに、メカニックが確認をした所ハブボルトの折れが判明。ハブボルト交換作業に入る。この際気付かずに走行すれば必ずタイヤは取れ走行不能となっていた為、ベテランのカンとスキルに助けられる。ハブボルトの欠損作業には最短でも20分はかかるもののメカニックの懸命な作業により短時間で完了した。後方の車両とのマージンに若干の余裕を残しての走行スタート。リアタイヤ共にタイヤは非常に厳しい状態だったが、当初の作戦のまま無交換で再度コースインした。

 今思えば、この際のタイヤジャッジが命運を分けていたのか。23LAP目消化途中、AコーナーにてKYOSHOアリスモータース初のクラッシュ。残り約25分の走行を残して遭えなく走行を断念。101LAPを消化していた為完走扱いになる事を期待したが、その希望もたたれ、痛恨のリタイヤにてレースを終了致しました。
1:CarNO.20 RSオガワADVANランサー124LAP 4h00'27.557 BEST TIME: 1'51.967
2:CarNO.59 東和・MOTUL・EDインプレッサ124LAP 4h01'27.405 BEST TIME: 1'52.932
3:CarNO.6 新菱オート☆DIXCEL☆EVOIX 123LAP 4h01'41.555 BEST TIME: 1'52.849
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リタイヤ: KYOSHOアリスモータースランサーX 101LAP 2h39'44.505 BEST TIME: 1'55.148

■ レース後コメント
◆星名代表
例年"雨のレース" が恒例となっていますスーパー耐久富士戦ですが、3年振りのドライレースとなりました。ココまで1歩進んで2歩下がるような展開が多く、レースウィークも深夜までメカニックが懸命にトラブル対策が続いていた505号車"KYOSHO アリスモータース"しかし、ここへ来て少しずつではありますが前に前に進みつつある状況になってきました。今回は、白坂選手の活躍が印象的なレースでしたし、スポット参戦の藤原選手も不慣れなマシンで健闘し、田ヶ原選手もトラブルを未然に感じてピットINするなどキャリアを活かした走りでした。結果はみなさんご存知のように4時間の長丁場で残り25分でのクラッシュによるリタイヤとなりましたが、これもまた耐久レースの難しさを勉強させられた一面です。次戦"岡山Rd"までにマシンが修復できるかどうかはまだ未定ですが、マシンの軽量化・新カラーリング"KYOSHOアリスモータース"の進化は止まりません。どうぞ引き続き応援のほど宜しくお願い致します。

◆田ヶ原章蔵選手
今回は練習は1周、予選は失敗、決勝はクラッシュと僕自身の流れが非常に悪かった週末でした。カラーリング最後の走行でしたのですこしでも良い結果をと奮闘して5位までポジションを上げていたにも関わらずタイヤカスにつかまり・・白坂選手、藤原選手が頑張ってくれてただけにもったいないレースでした。次回も最後まで諦めず攻めて行きたいと思います。

◆白坂卓也選手
まだまだエンジンパワーが足りず、ストレートの長い富士ではかなりの苦戦を強いられる形になってしまいましたが、決勝レースでは1スティント目をチームとしては過去最上位で終える事ができ、マシンの進歩も感じる事が出来ました。マシンのダメージが心配ではありますが、今自分に出来るに集中して岡山へ臨みたいと思います。今回もたくさんの応援ありがとうございました!

◆藤原能成選手
スポンサー・チーム関係者・そして応援してくださったファンの皆様に、まずは感謝の言葉を述べさせて頂きたく存じます。何もかもが初という事で、不慣れさを露呈してしまいました。タイム的にもA,B ドライバに遠く及ばず、自分の不甲斐なさを痛感しております。今回のレースで沢山の事を学ばさせて頂きました。車の状態も三日間でどんどん改善されていきました。チームの成長と共に自分も成長していける存在にならないと、と思います。これからも末永く応援を宜しくお願い致します。それから55 号車、本当におめでとうございました!

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