スーパー耐久シリーズ2011
第5戦MOTEGI Super Taikyu OVAL BATTLE
占有走行・公式車検2011年11月25日(金)
公式予選・決勝2011年11月26日(土)
コース:ツインリンクもてぎ
天候:(占有・予選決勝)晴れ・晴れ
路面コンディション:(占有・予選決勝)DRY
チーム:KYOSHOアリスモータースランサーX
ドライバー:田ヶ原章蔵/ 白坂卓也/ 藤原能成
スーパー耐久シリーズの第5 戦が鈴鹿サーキットで開催されました。11 月25 日(金)練習走行、26 日(土)予選・決勝。また翌日27 日(日)に第6 戦が行われるタイトなレーススケジュールとなりました。カラーリングチェンジ後の評価も上々な上、前回4 位と今までで最高位を得た事にますますの期待が寄せられるレースとなりました。
■ 練習走行11月25日
軽量化が功を奏し車速が伸びている505号車。前戦よりの課題である足周りのセッティングでしたが、昨日今日で解決しない問題で作り込むことはそう簡単には出来ず。しかし、オーバルによるレースは今の車両コンディションでも十分。むしろ、車速が伸び、足の決まり切っていない車両の方が無駄な踏ん張りもなく有利な運びになる可能性が出てきた。練習走行のメインは白坂選手と藤原選手。そして田ヶ原選手が最終的に車両のチェックを行う形で進行。久しぶりのオーバルの走行では、勘を取り戻すのも練習日の課題となりました。
現マシンはブレーキのフィッティングが非常によく、2つ設けられているシケインへの飛び込みにも好勝負を予感させる形で練習を終える。
■ 公式予選11月26日
このレースウィークは久々に雨に祟られず、終始ドライコンディションに恵まれた。予選の結果が第1レースと第2レース。両方のグリッドを決めるという事もあり、力が入ります。Aドライバー予選は田ヶ原選手より限られた時間の中スリップストリームの期を狙い、我慢の走行を行うがベテランの精神力とタイミングを掴むセンスにて見事スリップ作戦が成功し過去予選最高位の2番手に。続くはBドライバー白坂選手の予選走行。51.981 と好タイムにて走行終了。Cドライバー藤原選手に至っては、過去にST4 クラスにて参戦時に表彰台に乗った事もあり、オーバルには絶対の自信をもっていた。スポット参戦であるにも関わらずブランクを感じさせない走りを見せた。よってST-2 クラス内3 位。決勝出走台数28 台中7 番グリッドからの出走となりました。過去最高位で予選を終える事が出来ました
◆予選総合タイム順位結果
1:CarNO.3 エンドレス・アドバン・コルトスピードX TIME: 1'41.513
3:CarNO.20 RSオガワADVANランサーTIME: 1'44.172
3:CarNO.505 KYOSHOアリスモータースランサーX TIME:1'44.197
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3:CarNO.505 KYOSHOアリスモータースランサーX TIME:1'44.197
ドライバー:田ヶ原章蔵TIME:52.216
白坂卓也TIME:51.981
藤原能成TIME:52.871
■ 決勝第1レーススタート11:49
予選と決勝が同日に行われるオーバルバトル。最高位のグリッドで迎える第1レース。スタートドライバーは白坂選手。スタートドライバーは白坂選手、その後、藤原選手へドライバーチェンジの予定。好スタートを切り♯20RSオガワADVANランサーのスリップに入る事に成功。ブレーキの良さをフルに利用し、シケインの飛び込みにて一気に詰めオーバーテイク。2位に着けた。常勝エンドレスを前にし猛追をはかる。
しかし、レースが進みスタート時の隊列が崩れてくると共にST-5クラスの小排気量車両が周回遅れで行く手を阻みます。そして、とうとう事件が。同エントラントにて参戦中の♯55吉田山GAMES N京都Vitzとのシケインでの接触。明らかなフロントバンパーの破損が目視にて確認出来る状態に。順位を落とす最中、Fバンパーの限界を判断し、ピットイン・ドライバーチェンジと同時にメカニックによる修復作業が行われました。不測の事態によりチームにも♯55・♯505両ドライバーにも暗い影を落とします。
一時は総合14位まで落とした順位でしたが、果敢に攻める藤原選手により9位にてレースを終えます。クラス4位と後少しの所で表彰台を逃す。
1:CarNO.3 エンドレス・アドバン・コルトスピードX 49LAP 44'01.276
3:CarNO.20 RSオガワADVANランサー48LAP 43'48.226
3:CarNO.6 新菱オート☆DIXCEL☆EVOIX 48LAP 43'49.080
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4:CarNO.505 KYOSHOアリスモータースランサーX 48LAP 44'11.766
■ 決勝第2レース
第1レースと同グリッド7番手で迎える第2レース。スタートドライバーは再度リベンジを誓う白坂選手、その後田ヶ原選手へドライバーチェンジ。先ほどと同様にスタートは思った通りにいき2番手につける。18周を消化した際に♯6新菱レーシングがコース上でストップするアクシデントが発生。SCの準備がピットロード上で開始される。すぐさまメカニックより白坂選手にピットインの指示がなされます。
この際の作戦とタイミングが今レースでの勝運を確かなものにしました。田ヶ原選手にドライバーチェンジをし、ピットロードを走り去る♯505。そしてコースに戻った際にピットロードは出口がクローズに。コースオープンになった時には♯505号車は総合TOPにてレース進行する運びとなりました。しかしながら当初の作戦に反して田ヶ原選手にはロングドライブになりましたがベテランのドライビングで危なげなくゴールまで運ぶことになりました。クラス1位にてチーム初優勝を果たす事が出来ました。
まだ完成しきらないマシンでの初優勝は、皆様の応援の後押しあってこその物です。チームメンバーはもちろん、スポンサー様、並びにファンの皆様に深くお礼を申し上げます。そして今後ともお力添え賜れますよう重ねてお礼申し上げます。
1:CarNO.505 KYOSHOアリスモータースランサーX 50LAP 47'24.097
2:CarNO.3 エンドレス・アドバン・コルトスピードX 49LAP 47'53.410
3:CarNO.20 RSオガワADVANランサー48LAP 47'56.380
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レース後コメント
◆田ヶ原章蔵選手
ついに勝ったぞ~って感じです!!応援頂いたすべての方々に感謝です!!
◆白坂卓也選手
「1レース目は接触もあり3番手で藤原選手へバトンを渡す展開となりましたが、田ヶ原選手と組んだ2レース目はセーフティーカーのタイミングにも助けられ、遂に優勝する事が出来ました!チーム立ち上げから2年、個人的にはこの3年、本当に苦しい思いをしてきましたが、たくさんの方々に支えられ諦めずにやってこれました。支えてくださる方々全員で勝ち取った優勝だと思っています!色々な思いが込み上げ、チェッカーの瞬間はほんの少~しだけ涙を抑えられませんでしたが(笑)この結果に満足せず、更に上を目指して努力いきたいと思います!」
◆藤原能成選手
練習走行の時から何かを予感させる兆候があり、とても期待していました。予選は決勝で利用するブレーキパットの当たり付けの為、実質2 周のアタックとなりました。タイム的にも同クラスと遜色無く、自分自身オーバルは得意の為これはいけるかも?と思っていました。第一レースの決勝。スタート直後に55 号車と接触し、バンパーを破損。その修復の為、ピットでの作業を強いられ上位争いからは脱落しました。自分はその直後の交代で走りましたが、順位がどこなのか前との差はどの程度あるのか全く判らず、ただひたすらゴールまで無事に届けようという気持ちでいっぱいでした。結果を見れば他車のドライバーと充分に争えるタイムが出せた事が自分に取ってとても自信に繋がりました。第二レースの結果は本当に嬉しかったです。SC 明けの総合トップは何かの間違いだろう?と思っていたくらいです。二年間苦しんできたチームが漸く報われたと思います。私もドライバーである以上、自分自身の力で表彰台に乗りたかったという気持ちは否定致しません。まだまだその域に達するまで、時間と経験が必要であると痛感致しました。重ね重ね、応援して頂いている方々に深くお礼を申し上げます。皆様のご協力があったから今回の結果が残せたと、改めて思います。
スーパー耐久シリーズ2011
第6戦MOTEGI Super Taikyu FINAL
占有走行・公式車検2011年11月25日(金)
公式予選・決勝2011年11月27日(日)
コース:ツインリンクもてぎ
天候:(占有・予選決勝)晴れ・晴れ
路面コンディション:(占有・予選決勝)DRY
チーム:KYOSHOアリスモータースランサーX
ドライバー:田ヶ原章蔵/ 白坂卓也/ 藤原能成
スーパー耐久シリーズの最終戦がツインリンクもてぎで開催されました。11 月25 日(金)練習走行、26日(土)オーバルバトル、27 日(日)ロードコース予選・決勝と非常にハードなレーススケジュールとなりました。前日、オーバルバトル第2レースにて初優勝した事もあり、にわかに浮足だつチームピットではありましたが、チームコンセプトでもある『地に足を付ける』という事を忘れず、第6 戦、決勝に向け準備を進めました。
■ 練習走行11月25日
午前中にオーバルでの練習走行を行った後、ロードコースでの練習走行が行われました。KYOSHOアリス号初のもてぎロードコースという事もあり、マシンセッティングに余念のないメカニック。Bドライバー白坂選手とCドライバー藤原選手がメインとなった練習走行は、それぞれにオーダーを持ち帰りメカニックに伝えられます。前回からの課題となっている足回りのセッティングには、これだという答えは出せず苦戦の様子。マシントラブルは特になく、もてぎロードコースの肝であるブレーキはWINMAXの協力もあり非常に良い状態で予選を迎えられる事となった。
■ 公式予選11月27日
天候は晴れ。しかし予選開始の8:35時点でも路面温度は非常に低く、タイヤマネージメントにも気を使う事となる。予選は田ヶ原選手より。前日のオーバルバトルでの走行は多くのチームのマシンにボディーブローを与える事となっており、度々コース上にてオイル漏れ車両火災などのトラブルが起こっていた。505も例外ではなく、マシントラブルとの隣り合わせとも言える走行を想定していた。そんな中、田ヶ原選手は難なく予選タイムをクリアしピットに戻る。続いて白坂選手による予選アタック。走行2周目、やはり想定は現実のものとなった。マシントラブルにより緊急ピットイン。無事修理を終え、最後はCドライバー藤原選手のドライブ、Cドライバーとして確実な仕事をこなしピットに戻ってくる。Bドライバー枠で起こったトラブルにより、予選を通過できず嘆願書を提出し、決勝に備えます。
◆予選総合タイム順位結果
1:CarNO.3 エンドレス・アドバン・コルトスピードX TIME: 4'01.961
2:CarNO.6 新菱オート☆DIXCEL☆EVOIX TIME: 4'04.888
3:CarNO.20 RSオガワADVANランサーTIME: 4'08.532
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8:CarNO.505 KYOSHOアリスモータースランサーX 予選落ち
ドライバー:田ヶ原章蔵TIME:2'05.018
白坂卓也TIME:2'19.423
藤原能成TIME:2'08.358
決勝スタート13:04
決勝出走台数36台。予選落ちのため34番グリッドからのスタート。藤原選手からのスタートで今回はショートスティントを担当。着実に順位をあげ白坂選手にバトンタッチ。しかし走行中に駆動系のトラブルを感じピットイン。確認とロングを担当すべく田ヶ原選手がステアリングを握るも3周を消化した段階で車のトラブルの限界を感じピットイン。メカニックによる処置が施されるものの、センターデフのトラブルと判明。致命的なマシントラブルによりリタイヤを選択せざるえない結果となりました。
応援のを頂いておりましたスポンサー様、並びにファンの皆様に大変申し訳ない結果となってしまいました。何とぞ暖かい応援を賜れますよう、ご声援よろしくお願い申し上げます。
1:CarNO.3 エンドレス・アドバン・コルトスピードX LAP 2:09'34.057
3:CarNO.20 RSオガワADVANランサーLAP 2:09'34.241
2:CarNO.6 新菱オート☆DIXCEL☆EVOIX LAP 2:09'34.754
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リタイヤ: KYOSHOアリスモータースランサーX 34LAPにてリタイヤ
レース後コメント
◆星名代表
これまで"KYOSHO アリスモータースEVO X" を応援頂きましてありがとうございます。ウィークエンドにオーバルコースで第5戦、ロードコースで第6戦の2戦を開催して今シーズンの締めくくりとなりました。第5戦のオーバルはEVO Xの課題でもある姿勢制御系の電子デバイスの影響を受けにくいコースということもありましてこれまで最大のチャンスというレースになるであろうという予想でした。予想通り第1レースではクラストップを狙える速さでありながらチーム内で接触という惜しいレースとなりました。スーパー耐久というレースはST-1からST-5まで性能差があるマシンが混走するのが特徴でもありまして、上手に速いマシンに抜かれる・上手に遅いマシンを抜かすというのもドライバーの実力として問われるものです。そう言った意味では、少しずつ速さという要素が加わってきた"KYOSHO アリスモータースEVO X" でレース自体の組み立て方という要素も勉強していかなければ、その上の順位には上がれないことを感じたレースでもあったと思います。しかし、その悔しさを糧に望んだ第2レースではセーフティカー導入のタイミングなども味方もあり、キッチリと結果に結びつけることができ、見事初優勝となりました。ここまでなかなか思う通りの走行もできずストレスが溜まっていたドライバー、トラブルが発生する度に懸命の修復に努めてきたメカニック、そして応援して頂きました全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
そして、今シーズンの最終戦となるロードコースではタービン不調・ミッション不調とトラブルが発生し、完走してシーズンを終えるという目標を勝ち取ることができなかったのが残念です。チーム設立4年目にして初の優勝を経験させて頂きましたが、まだまだ経験と実力も積み上げていかないといけない段階です。しかし、1歩1歩、時には大きく後退することもあるチームですが、今後もモータースポーツを楽しさを伝えながら実力のあるチームをしていきたいと思います。どうぞ来シーズンも応援のほど宜しくお願い致します。
◆田ヶ原章蔵選手
残念ながら最終戦はリタイアでしたが今年一年の進化は本当に凄かったです。出来上がった車を使用したわけではないので開発能力の必要なこの2年間でしたがそれを結果として出せたので本当に良かったです。すべてのファンの方々や各スポンサー様、チーム関係者には感謝で一杯です。今後共引き続きのご支援、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
◆白坂卓也選手
「2日連続の表彰台を目指しましたが、残念ながらマシントラブルによってリタイアとなりました。ギャップのあるレースウィークになりましたが、収穫も大きい週末だったと思います。今季、最下位争いから脱出し優勝出来るまでに成長出来たのは応援してくださる方々のお陰だと感じます。今季も1年間、たくさんのご声援ありがとうございました。」
◆藤原能成選手
車両に連戦の疲れが濃厚の中、予選中にタービンブローが発生しBドライバーがアタックできずという事態になりました。勿論自分も乗る事すら不可能だと諦めかけていたのですが、メカニックさん達の必死の作業で車は見事回復。Cドライバー予選の中で、決勝の為の準備をする事が出来ました。決勝はほぼ最後尾からのスタート。そしてまさかのスタートドライバーを任せて頂きました。S 耐でのスタートドライバーは初めてでしたので、とにかく次の3 つを意識しました。「車とタイヤを壊さない事」「同クラスに追いつく事」「接触や事故に巻き込まれない事」スタート直後に前のST-5 を抜いて、ST-4 の最後尾までつけました。後ろからは59 号車が物凄い勢いで追ってきていたので、ST-4 クラスをうまく利用しながらブロックし続けましたが、4 周目でパスされてしまいました。その後もST-3 をうまく交わしながら、最終的に同クラスの2 号車とバトル。3 コーナーのブレーキでパッシングする事ができました。そのまま次のドライバーにタッチしました。最終的には駆動系トラブルでリタイアとなってしまいましたが、大役を任せて頂いたチームにとても感謝します。これもまた良い経験となり、自信に繋げたと思います。1 年間本当にありがとうこざいました。諦めなければ結果は必ずついてくるという事をチームから学べました。自分自身の力不足を痛感した1 年でしたが、大きく成長できた1 年だと思います。そして、いつも応援してくださっているファンの皆様、スポンサーの皆様本当にありがとうこざいました
