LEON RACING
2014 AUTOBACS SUPER GT
Round.7 IN THAILAND RACE
初開催のタイ!! 悔しい結果で終える。。。
10/4(土)
公式予選15:00~ 天候:晴れ 路面:ドライ
気温:34℃ 路面温度:49℃
初開催のタイ大会。新しいコースと言うこともあり、前日の金曜日に2時間のフリー走行枠が設けられた。全チーム、全ドライバーにとって初めてのコース、フリー走行は手探りの中、行われた。土曜日の午前中に行われた公式練習では、両クラス共、前日のタイムを次々と更新していく。初めてのサーキットなだけに、マシンとタイヤ、そして路面との相性などを細かく確認する必要がある。
車両が走ったことにより路面コンディションが変化し、天気が良く、気温、路面温度の変化も大きく、タイヤ選択やマシンのセッティングが難しくなる。治樹選手、翼選手はマシンの状態、コンディションを逐一エンジニアに報告し、マシンを予選、決勝に向けて入念に仕上げていく。
予選Q1は治樹選手が挑む。
15:00、予選Q1がスタート。数台のマシンがコースインする。LEON SLSはすぐにコースインせず、タイミングを伺う。他のマシンも路面状況などを考慮し、コースインのタイミングを伺っていた。
15:05、残り10分の時点でコースイン。タイヤに熱を加え、温めながら、刻一刻と変化する路面の状況を確認し、アタックを開始する。4周走行の時点で18番手。5周目にアタックし、ベストタイムを更新する。6周目に1'36.475のベストタイムを出すも、他車もベストタイムを更新し、中々順位を上げられずにいた。その後も順位を上げることが出来ず、20位で予選を終えた。
10/5(日)
決勝15:00~ 天候:晴れ 路面:ドライ
気温:35℃ 路面温度:53℃
決勝日、来場者が7万人を超え、金曜日からの3日間の観客動員数が13万人超えと、スーパーGT過去最多記録となった第7戦タイ大会。地元の方たちの期待や注目度の大きさが分かる。朝のフリー走行では、各チーム、午後の決勝に向けてコンディションを確認し、マシンを仕上げていく。
このサーキットは、路面の状況が変わりやすく、すぐにコース上に砂が溜まってしまい路面コンディションが悪くなる印象がある。治樹・翼選手も、コースコンディション、マシンの状態を確認し、決勝の準備を進めていく。フリー走行では常に上位をキープしており、午後の決勝に向けて確かな手ごたえを得ていた。チームもフリー走行、サファリでいろいろな状況を想定し、ピット作業の練習を入念に行い決勝への準備を整える
300クラスのマシンが1台、前日の再車検で違反が見つかり最後尾になったことでLEON SLSの順位が変更となり、1つ順位を上げ19番手からのスタートとなった。決勝のスタートドライバーは翼選手が担当。観客、エントラント、全ての関係者がスタートの瞬間を固唾を呑んで見守る中、フォーメイションラップがスタート。路面コンディションはとてもダスティー。気温、路面温度も上昇し、レース展開をどのように進めるかの判断が難しくなる。
15:00、ピットスタートするマシンもいたが、300・500クラス、両クラス共に全車クリーンスタート。LEON SLSはスタートダッシュに成功し、2周完了の時点で19位から15位まで順位を上げる。3・4周目から、300クラスと500クラスの先頭のマシンが交錯し始める。コースアウトやスピンするマシンが出るなど、開始早々から荒れるレース展開。そんな中、翼選手は冷静にドライビングし、周回を重ねる。17周目に1'36.236のベストタイムを出し、14位まで順位を上げる。
レコードラインを外すと、すぐにスピンやコースアウトに繋がってしまう危険なコース状況。20周目を超えた辺りから、何台かのマシンがピットインし始める。LEON SLSも、翼選手から治樹選手へとドライバーチェンジをする準備を進めていた。その時!!翼選手からクラッシュしたとの無線が!!
ピットに自力で戻ることを試みるも、不可能と判断・・・・。LEON SLSは第7戦タイ大会をリタイアで終えた。鈴鹿大会に続き、無念のリタイアとなってしまった今回のレース。クラッシュによりマシンは大破したが、翼選手に怪我はなく、次の最終戦茂木では、この悔しさをバネにチーム一丸となり表彰台の1番上を目指す!!
──タイで初めての開催となりましたが、終えてみてどう感じていますか?また、今シーズン残り1戦(茂木のみ)となりましたが、どのように戦いますか?
黒澤 治樹選手
・・・初めての開催で、コンディション変化の予想がつかず厳しいレースになりました。チームとしては、最後までレースをすることが出来ず、非常に悔しいです。タイにかりが出来たと思っているので、来年のレースではかりを返す為に頑張りたいと思います!!チャンピオンの可能性は無くなってしまい、あと出来ることは茂木でLEON RACINGが強いチームになったということを示すだけです。来年に向けて弾みのつくような良いレースにしたいと思っていますので、応援宜しくお願いします!!
黒澤 翼選手
・・・初開催のタイ。コースレイアウトも良く、好きなコースでした。金曜日・土曜日の午前中と調子が良かったのですが、予選のコンディションには泣かされました・・・。決勝は10周目あたりから路面の状況、マシンのバランスも良くなり、ペースを上げて走行していたのですが・・・ピットインの直前にクラッシュしてしまいました。スポンサー様、スタッフの皆さんにご迷惑をおかけしたことを反省しています。今シーズンも残り1戦、最終戦茂木では優勝を目指します!タイでの結果を挽回できるよう、頑張りますので、僕たち、そしてLEON RACINGの応援宜しくお願いします。
黒澤 元治監督
・・・前戦の鈴鹿がリタイアで終わってしまったので、今回のタイ大会はチーム全員が万全の態勢で挑みました。初 めてのコースでしたが、ドライバーも迅速に対応でき、順調に進んでいました。ですが、最終的にクラッシュで終わってしまったことがとても残念です。これもレース!!この経験や結果も、チーム力向上に繋げられると信じています。残り1戦、最終戦の茂木では最善の注意を払い全力で挑みます。応援宜しくお願いします!!
