「mCrt49号車、S耐もてぎ開幕戦で惜しくもリタイア 」

 昨シーズンに続き、今季もスーパー耐久(S耐)にフル参戦する「ムゼオ チンクエチェント レーシング チーム:本部所在地 愛知県名古屋市)」は、3月29-30日に開催されたS耐開幕戦「ツインリンクもてぎ(栃木県)」ラウンドに参戦しました。

 ムゼオ チンクエチェント レーシング チーム(mCrt)は、自動車博物館「チンクエチェント博物館」を母体とするレーシングチームです。現時点でのエントリーは1台体制で、使用車両は“アバルト695アセットコルセ”をベースに、S耐レギュレーションに対応した改良が施されたものです。

 また、今シーズンはドライバー陣も一気にリフレッシュされます。今回のもてぎでは5時間耐久で競われるレースに備えて、蘇武喜和/白坂卓也/大賀裕介のレギュラードライバーに加えて、嶋田誠がスポット参戦いたしました。

 気温22℃という暖かさに恵まれたせいか、約6000人の観衆を集めた土曜日の予選は、ドライコンディション。前日のフリー走行時にエンジンに重篤なトラブルが発生し、予選前夜にニューエンジンに載せかえるというハプニングには見舞われたものの、総合34位/ST4クラス16位で予選通過を果たすことができました。

 明けて日曜日の決勝レースは最高気温12℃足らずで、しかも強い雨に見舞われたことも相まって、観客数は約5000人に留まりました。mCrtのアバルト695アセットコルセは、FF車に有利なヘビーウェットコンディションの中、一時は総合22位までポジションを上げましたが、4人目ドライバーチェンジの際にフロントサスペンションのマウントに破損が発見され、惜しくもリタイアとなりました。

 今回は残念な結果となってしまいましたが、昨シーズンよりも同じクラスに属するほかのマシンとのラップタイム差が格段に縮まっているなど、明るい兆しが見えてきています。mCrtでは今回の成果と教訓を踏まえて、次戦の「スポーツランドSUGO(5月24-25日)」に向けて、引き続き最大限の努力を続けてまいります。

 今シーズンのmCrtは、このあと第2戦「スポーツランドSUGO(5月24-25日)」、第3戦「富士スピードウェイ(7月26-27日)」、第4戦「岡山国際サーキット(9月6-7日)」、第5戦「鈴鹿サーキット(10月25-26日)」、そして最終戦となる第6戦「オートポリス(11月8-9日)」まで、全戦にエントリーする予定です。

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