佐々木大樹がF3今季初優勝、高星明誠も3位表彰台獲得を果たす
全日本F3選手権第6~7戦 レースレポート
6月14~15日 岡山国際サーキット(岡山県)

 全日本F3選手権の第6、7戦が岡山国際サーキットで開催され、ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)の#23佐々木大樹が第6戦でF3初優勝を飾り、第7戦でも2位表彰台を獲得。#22高星明誠は第6戦で3位表彰台獲得を果たし、続く第7戦でも4位入賞を飾りました。

 今シーズンの第3ラウンドとなる第6戦と第7戦の舞台は岡山国際サーキット。13日(金)の専有走行からふたりのドライバーは精力的に走り込み、佐々木が2番手、高星が3番手と上位に食い込む速さを見せました。14日(土)には第6戦と第7戦の公式予選がそれぞれ10分間ずつ行われ、佐々木が第6戦で2位、第7戦で4位、高星が2戦ともに5位となりました。

 第6戦の決勝レースは14日(土)の午後3時55分にスタートが切られ、2番手スタートとなった佐々木は見事なスタートダッシュを決め、トップで1コーナーに飛び込むと後続を寄せ付けない走りでそのままレースをリードしていく形となりました。3周目にはファステストタイムをマーク、そのまま18周のレースを走り切り、トップでチェッカーを受け、今季初優勝を飾りました。

 5位スタートとなった高星はスタートを決めて、2台をかわし、オープニングラップでポジションを3番手に上げると、ポジションキープでの走りを続け、3位表彰台獲得を果たしました。

 翌15日(日)の第7戦はスタートでポジションアップし、佐々木が3番手、高星が4番手となり、まずはポジションキープで周回を重ねていくことになりました。トップ4台がタイムを上げていきましたが、次第に間隔が広がり、それぞれの差は2.5秒ほどとなりました。しかし、20周目には佐々木が1台をかわして、2位にポジションアップ、さらにトップを狙う攻めの走りを見せます。惜しくも佐々木はトップには届かなかったものの、2位表彰台を獲得、高星は4位入賞を遂げました。

 レース後、長谷見監督は「今回は木曜日から走り込みを始めました。佐々木はこのところやや不調気味だったのですが、今回のレースで復調して、ようやく優勝を果たしてくれました。高星は第6戦では5番手スタートから3位表彰台まで上がり、頑張っていましたね。NDDP RACINGとしてはいい週末になりました」と語っています。

佐々木大樹(第6戦1位/第7戦2位)
「これまで5レースを戦ってきましたが、なかなか結果が出せず、不甲斐ない思いをしてきました。今回は予選結果も良くなり、チャンピオンを獲るためにはスタートを決めて、攻めのレースをしようと思っていました。その結果、優勝することもできましたし、2戦連続で表彰台にも上がれたので、この勢いで、今後もチャンピオンを獲得するための流れを作っていきたいと思っています」

高星明誠(第6戦3位/第7戦4位)
「予選でミスをしてしまって、2レースとも5位になってしまい、決勝レースに向けて苦しい展開となりました。第6戦はレースが荒れていたこともあり、ポジションアップすることができ、3位表彰台を獲得することができました。ただ、僕が目指しているのはあくまでも優勝なので、佐々木選手と切磋琢磨しながら、次の富士でのレースでは優勝を狙っていきたいと思っています」

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