日産の佐々木が2位と優勝の2戦連続表彰台獲得、高星も2戦ともに入賞
全日本F3選手権第14~15戦 レースレポート
10月11~12日 富士スピードウェイ (静岡県)
今シーズンの締めくくりとなる全日本F3選手権第14、15戦がFIA世界耐久選手権と併催で富士スピードウェイで開催され、ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)の#23佐々木大樹が2戦ともにポールポジションを獲得、第14戦で2位、そして第15戦で2勝目となる優勝を飾りました。そして、#22高星明誠は第14戦で4位、第15戦で5位と連続入賞し、ランキング3位を獲得しました。
金曜日には1時間ずつ2回の専有走行が行われ、セッションごとにタイムは向上。ドライバーそれぞれ1回目より2回目に約1秒タイムを短縮する中、佐々木がトップタイムを記録し、高星が2番手と上々の滑り出しを見せることとなりました。土曜日の公式予選では、佐々木がその勢いをキープして、第14戦、第15戦ともにポールポジションを獲得。高星も第14戦こそ4番手となりましたが、ドライビングをしっかりアジャストして、第15戦では2番手に。NDDPのふたりのドライバーがフロントローを独占することとなりました。
第14戦の決勝レースは10日(土)の14時50分にスタートが切られました。しかし、佐々木はやや出遅れ、3番手に後退。背後に高星を従える格好で1コーナーをクリアしていきます。しばらくはトップ2台の動向をうかがっていた佐々木ながら、4周目にまずはファステストラップを記録し、予選に続いてポイントを獲得。中盤以降、ライバルのペースが鈍り始めると、猛然とアタックを開始して11周目の100Rで2番手に浮上します。その時点で3秒近くあったトップとの差も徐々に詰め、最終ラップにはすぐ真後ろに。ゴール間際のストレートでは横に並びますが、1000分の7秒届かず惜しくも2位となりました。一方、高星は4番手を最後までキープしてフィニッシュしました。
今季最後の戦いとなる第15戦の決勝レースは、翌11日(日)の早朝8時にスタート。気温は13度、路面温度は16度と、これまでにない低温下での戦いになりました。第14戦ではスタートの出遅れが勝利に結びつかなかったことから、ポールシッターの佐々木は普段以上に神経を研ぎすませて集中。その結果、1コーナーへトップで飛び込んでいくこととなり、オープニングの1周だけでほぼ1秒のリードをつかむこととなりました。中盤までは背後に2台を置いていた佐々木でしたが、それ以降は一気にスパート。圧倒的な速さ、強さの差を見せつけて第6戦以来となる、今季2勝目をマークすることとなりました。
一方、佐々木と揃って表彰台に上がることが期待された高星でしたが、スタート直後の1コーナーでの激しい攻防戦の中で行き場をなくし、4番手に後退。さらにダンロップコーナーでも1台にかわされてしまいます。2周目の1コーナーで再逆転を狙いますが、ライバルたちの固いガードに阻まれました。その後はポジションキープに専念し、5位入賞を果たしました。
レース後、長谷見監督は「今回、佐々木はいいレースをしてくれました。特に予選で2戦ともポールポジションを獲ったのはよかったですね、高星も今シーズンはいろいろな経験を積んだと思いますし、ランキング3位になったのも収穫になったでしょう」と語っていました。
佐々木大樹(第14戦2位/第15戦1位)
「これまでも決勝のペース、特に後半のペースはタイヤに負担をかけない走りを自分はすごく勉強してきたし、自信はあったのですが、予選の一発がなかなか出せずにいましたが、その一発を今回は出すことができて、2戦連続ポールポジションを獲得できました。決勝レースでは第14戦もいいレースはできましたし、第15戦はとにかくスタートに集中して、スタートがうまくいってからは後続も引き離すことができ、本当にいいレースができたと思います。決勝だけでなく、予選でも速さを見せられたのは1年間の集大成として、すごくいいことだと思いますし、最終戦で勝てたことはすごく大きいと思います」
高星明誠(第14戦4位/第15戦5位)
「最終戦ということで、勝負を賭けて臨みましたが、持ち込みのセットが路面とマッチせず、金曜日からスピードが足りない状況だったため、セッティングを大きく変えて、予選に臨みました。今回はWECとの併催ということで、路面状況がいつもと異なり、グリップが足りない状況が続いてしまい、思っていたポジションに上がっていくことはできませんでした。F3参戦1年目が終わりましたが、ポールポジションを獲ることもできましたし、3回の優勝を挙げることもできたので、速さをアピールすることはできたと思います。来年はこの経験を活かして、さらに上に行けるよう、頑張りたいと思います」
