元F1ドライバーの野田英樹が主宰するプロレーシングドライバー養成機関『NODAレーシングアカデミー』(NRA)が、岡山県美作市に新たに開設されることになった。これに伴って、現在栃木県の茂木町で運営されているNRAは廃止されることになる。
2013年4月に栃木県の茂木町に開校し、小中高生などを対象にこれまで2年間にわたってレーシングカートやフォーミュラカーによるドライバー養成を行ってきたNRA。昨年からは、名門サードがグローバルな活動を目指して展開している『Sard Racing Project』と提携してのスカラシップ制度も制定しており、これにより今年は生徒3名がFIA-F4に参戦することになっている。
そんなNRAが今年、岡山県の美作市に新たに開設されることになった。美作市、そして岡山国際サーキットの全面的な支援のもと、今後は岡山の本コースでの実習走行を柱とした新たなカリキュラムが展開されるという。またこれに伴い、現在茂木町で運営されているNRAは廃止されることになる。
美作市は現在、子どもたちの個性を伸ばす魅力ある教育の充実などに積極的に取り組んでいるということで、NRAでは「モータースポーツに加えて将来的には、テニスやゴルフなどプロスポーツ選手を目指す青少年少女の育成も視野に入れ活動の範囲を拡大していく構想です」としている。