プレスインフォメーション
2012年8月26日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 特別戦 (大分) 決勝
大分. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 特別戦 "エンデュランストロフィー" 決勝レースを、2012年8月26日(日) オートポリス(大分県)にて開催いたしました。
気温25℃ 路面温度38℃ 晴れ
8月26日午後、「PORSCHE CARRERA CUP JAPAN 2012 スペシャルラウンド」の決勝が開催された。今回はチャンピオンシップ対象外ながら、30周(最大レース時間70分)で争われるカップカーによる初の耐久レース。レース中には1回2分間(ピット前でのエンジン停止時間)のピットインが3回義務づけられる特別規則で、タイヤ交換と給油は各1回ずつ義務付けされている。ただ、1回のピットイン時にタイヤ交換と給油は行えず、ドライバー2人体制でレース中に交替するチームもあり、シリーズ戦のスプリントレースにはない幅広い戦略が生まれることが予想された。
スターティンググリッドは#14 坂本祐也、#3 安岡秀徒、#6 ARTR ROSSI、#77 MUSASHI、#29 滝澤智幸の順。予期せぬ展開は、スタート前に待っていた。耐久レースならではの展開を盛り上げようかと言わんばかりに、スタート進行と同時に雨が降り始めたのだ。路面は完全にウェット。スタート直前に雨は止んだが、ポールポジションの#14 坂本、#77 MUSASHIはドライタイヤで臨み、他車はウェットタイヤにチェンジ。早くもここで戦略が分かれた。
午後16時5分にローリングスタートによってレースは幕を開ける。ここで好スタートを決めたのは#3 安岡。#14 坂本を抜きトップで1コーナーに入っていく。後方では#29 滝澤が#77 MUSASHIを抜いていた。1周終了後にピットに入ってきた#3 安岡は、ウェットタイヤからドライタイヤへ変更してすぐにコースへ復帰。同じように4周目には#29 滝澤、5周目には#6 ARTE ROSSIがドライタイヤへチェンジする。9周目、ドライタイヤでスタートした#77 MUSASHIがタイヤ交換をする中、同周には#29 滝澤が二度目のピットで給油、ドライバー交替(滝澤→二宮)を行った。
トップを淡々と走っていた#14 坂本は15周終了時にピットに戻りタイヤ交換。先にタイヤ交換していた2番手#3 安岡との差はこれで7秒199となったが、#3 安岡は16周目終了時にピットインして給油とドライバー交替(安岡→江本玄)。ここで#3 江本はアウトラップの第2ヘアピンでスピンを喫してしまい、大きくタイムロス。順位こそ落とさなかったが、20周目終了時に給油に入った#14 坂本との差は約1周近くまで開いてしまう。#6 ARTE ROSSI、#77 MUSASHIもそれぞれ18周目、20周目に給油を行い、#29以外のマシンは3回目のピットインを2分間の停止のみでコースに復帰した。
全車が3回ピットの義務を済ませた段階でのトップは#14 坂本、これに#3 江本、#6 ARTE ROSSI、#77 MUSASHI、#29 滝澤が続き、#3 江本のみがトップと同ラップというオーダーのままででレースはチェッカーを迎えた。幸いにも給油中の出火や大きなアクシデントもなく全車が完走。トップチェッカーを受けた#14 坂本は賞典外ではあるが、「スタート時は濡れた路面でのスリックタイヤ走行でドキドキしましたが、ピットではスタッフの方々が完璧な仕事をしてくれました」と笑顔を見せた。
見事PCCJクラスで優勝を飾った#3 江本/安岡組は「僕のスティントでタイヤ交換するものと思っていたんですが、タイヤを替えてくれなくて、最後は泣きながら走ってました(苦笑)。最初の雨で戦略がすべて崩れました」(江本)、「坂本選手を追いかけている時、早くタイヤがタレてこないかなと思っていたんですが、こっちの方が早くタレてしまって。でも長いレースだからこそ学べるものも多かったです」(安岡)と語った。最後までひとりで走り切ったPCCJクラス2位の#6 ARTE ROSSIも「今回、30周をひとりでいけるところまで行くっていうのが自分の中での挑戦でした。ただ反省したいのは1回目のピットの時に休んだこと。ヘルメットを脱いで汗を拭いたりしちゃった。今思えば、それがもったいなかった。江本さんには負けたけど、自分は頑張ったなって思えるし、すごく楽しめる内容だった」と初の耐久レースを思う存分楽しんだ様子だった。
一方、GT3カップチャレンジクラスでは、#77 MUSASHIがレース中は一時総合トップのポジションに躍り出るなどの健闘を見せ、見事完走を果たしクラス優勝を飾った。
初の九州上陸、初の耐久レースと、初モノづくしだった今回の「PORSCHE CARRERA CUP JAPAN 2012 スペシャルラウンド」。レース後、チームスタッフやドライバー同士で、時間を忘れて笑顔で語り合う参加者たちの姿が、何よりこのイベントの充実ぶりを物語っていた。
■特別戦 "エンデュランストロフィー" 決勝結果
Pos.\tCar#\tTeam\tClass\tLap\tTotal Time\tGap\tDriver1\tBest Time\tDriver2\tBest Time
1\t3\tアキラレーシング GT3\tPCCJ\t30\t1:07'59.517\t 江本 玄\t1'58.731\t安岡秀徒\tR 1'54.695
2\t6\tJHM DIRECTION\tPCCJ\t29\t1:07'59.950\t1Lap\tARTE ROSSI\t1'57,897\t水谷 晃\t–
3\t77\tPCJたろう\tGT3\t28\t1:06'21.096\t2Lap\tMUSASHI\t2'00.651\t–\t–
4\t29\tAdelcars GT3 Cup\tPCCJ\t26\t1:07'50.370\t4Lap\t滝澤智幸\t1'59.433\t二宮嘉章\t2'06.092
※\t14\tGARMIN PORSCHE\tGT3\t30\t1:06'10.177\t 坂本祐也\tR 1'53.974\t–\t–
※14号車は賞典外出走\t
