プレスインフォメーション\t2011年10月08日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第9戦 (鈴鹿) 決勝

鈴鹿. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第9戦 決勝レースを、2011年10月8日(土) 鈴鹿サーキット(三重県)にて開催いたしました。

天候:晴 路面:ドライ 気温:22℃ 路面温度:32℃(スタート時)

 Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)の第9戦、鈴鹿ラウンドはF1世界選手権第15戦日本グランプリとの併催。ドライバーたちが口々に“抜きづらい"サーキットだと評した鈴鹿は、予選結果とスタートの良し悪しが明暗を分ける要因となる。与えられた周回は、わずか10周だ。ひとつのミスが取り返しのつかないロスを生む。スプリントレース独特の緊張感に包まれて、18台のマシンがピットロードへとなだれ込んでいった。

 前日10月7日(金)に行なわれた第9戦の予選では、#14 安岡秀徒が2分08秒070でポールポジション。以下#4 林久盛、#5 高見澤一吉、#22 Michael Greenといった面々が名を連ね、その後方からは#15 神取彦一郎、#16 横幕ゆぅらが虎視眈々と前を狙う。

 レッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得したF1公式予選の興奮冷めやらぬ15時35分、PCCJ第9戦鈴鹿ラウンドのグリーンシグナルが点灯。雲ひとつない鈴鹿の空に、水平対向6気筒のエキゾーストノートがこだました。

 レース前「ポイントはスタート」と語っていた#4 林がその言葉どおり素晴らしいスタートを切り、ポールポジションの#16 安岡に並びかける。イン側に#4 林、アウト側に#14 安岡。並んで入った1コーナーは林が制し、今シーズン初めて#14 安岡以外のドライバーがレースを引っ張るかたちとなった。2台の後方には#16 横幕がつける。しかし横幕はスタートでフライングをしており、ペナルティは避けられない状態だ。

 トップの2台はテールトゥノーズでS字コーナーをクリアし、ダンロップコーナーへ。ここで先行する#4 林が見せたわずかな隙をついて#14 安岡がオーバーテイクを決めた。今シーズン8連勝中の#14 安岡はどんどんと#4 林を引き離し独走状態へ。3.7秒、5.6秒、9.3秒……周を追うごとにその差を広げていく。

 この後#4 林とバトルを展開したのは、フライングした#16 横幕だ。

「気持ちが前にいきすぎてフライングしてしまいました」苦笑いで語る#16 横幕。「その後もあきらめずに、ベストラップ狙いに頭を切り替えたんです。それに、万が一ペナルティが出なかった場合のことも考えて、できるだけ前にいようと思いました。おかげで第10戦の2番手グリッドも獲れましたし、林選手とのバトルでは最後の周で追い抜くこともできました。フライングは残念ですが、自分にとってはいいレースができたと思います。明日はスタートに気をつけて、表彰台を狙います」と宣言。結果的にレースタイム+30秒というペナルティを受けてしまったが、第9戦の逆境をチャンスに変える強さを見せた。

 その#16 横幕に抜かれてしまった#4 林は、フライングのことは知らなかったという。「スタートが決まって、1コーナーをいい感じで抜けたら安岡選手の後ろに横幕選手が見えてびっくりしました。安岡選手に抜かれた後は横幕選手とのバトルになりましたが、後半はタイヤが辛くなってきてしまいましたね。結果的には2位なので、明日のレースも頑張ります」とレースを振り返った。

 レースは最終的に#14 安岡が独走優勝でシーズン9勝目を獲得した。「途中で黄旗周回もありましたが、基本的にはラップもきれいに並べられたと思いますし、後続も大きく引き離すことができました」と#14 安岡。「自分としてもいいレースができたと思います。ただ、ヘアピン手前でのシフトダウンミスをしてしまっているので、それが大きな反省点ですね。メンタルな部分にも原因があると思います」と、勝ってなお自省を忘れない。笑顔のなかに引き締まった表情を垣間見せた。

 これで#14 安岡はチャンピオンクラスのタイトルが確定。「2010年シーズンはタイトルを逃してしまい悔しい思いをしました。今年は、特に仙台のレースなど、震災で大変ななか応援してくださったファンの方たちに感謝の気持ちでいっぱいです」と晴れやかな笑顔を見せた。10月9日(日)に開催される第10戦に向けては「ニュータイヤでのスタートです。今日のようにセーブしながらではなく、行けるところまで行く走りを見せたいですね」とやる気十分。明日は“本気の安岡"が見られそうだ。

 また、この第9戦ではもうひとりのチャンピオンが誕生した。ジェントルマンクラスの#15 神取だ。総合4位(ジェントルマンクラス2位)に入り、タイトルを決めた。「チャンピオンが獲れてホッとしています。本当はポディウムに乗ってタイトルを決めたかったですけどね」と笑顔。「レースでは高見澤選手の背後につけることができましたが、無理に仕掛けず、きちんとタイトルを狙って終わらせた感じですね。明日の第10戦は5番グリッドからのスタートになりますから、なんとかポディウムを狙っていきたいと思います」とチャンピオンの余裕を見せた。

 第10戦のグリッドは、第9戦のファステストラップによって決定される。ポールポジションは貫録の#14 安岡。2番手は作戦が功を奏した#16 横幕ゆぅ。以下#4 林、#22 Green、#15 神取、#5 高見澤と続く。

 PCCJ第10戦は10月9日(日)、F1第15戦日本グランプリ決勝前の12時15分より、第9戦と同じ10周の予定で開催される。

■第9戦 決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t14\t安岡 秀徒\tC\tGARMIN PORSCHE\t21'39.785
2\t4\t林 久盛\tG\tYunbo DIRECTION\t+29.498
3\t5\t高見沢 一吉\tC\tOSSO PORSCHE\t+30.605
4\t15\t神取 彦一郎\tG\tSAMURAI GT3\t+30.739
5\t18\t大久保 仁\tC\tK's Frontire GT3\t+37.941
6\t22\tMichael GREEN\tC\tMIKE DIRECTION\t+38.825
7\t23\t藤田 宗\tG\tTsukasa DIRECTION\t+42.076
8\t47\t藤田 明\tC\tRIRE RACING\t+43.640
9\t9\t小林 賢二\tG\tKOBAYASHI DENTAL\t+51.177
10\t3\t江本 玄\tG\tAkiraRacing GT3\t+51.873
11\t8\t櫻井 澄夫\tG\tRoad serviceGT3\t+52.455
12\t17\t飯田 太陽\tG\tK's Frontire GT3\t+53.268
13\t16\t横幕 ゆぅ\tG\tYOU DIRECTION\t+58.925
14\t88\t瀬戸 竜児\tG\tINTER CREW GT3\t1'24.046
15\t6\tARTE ROSSI\tG\tARTE DIRECTION\t1'26.495
16\t7\t海宝 善昭\tG\ttakarajushi GT3\t1'32.171
17\t44\tTokuichi\tG\tINKS with RS.S\t1'39.190
18\t75\t南郷 博美\tG\tDAIMARU GT3CUP\t2Laps

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