今月16日、三重県・鈴鹿サーキットと、同じく鈴鹿市内にあるリアルレーシングのチームファクトリーで、「第1回SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY」というイベントが開催された。
このイベントは、スーパーフォーミュラの“コアなファン”を対象に、チームファクトリーやサーキット施設の裏側、チームスタッフの仕事内容やレース開催中のサーキットの舞台裏などを実際に見学、より身近に知ることことのできる、“体験型のバックヤードツアー”だ。
特徴として、イベントの前に公式サイト上の企画記事「SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY」で事前に“予備知識”を得たうえで、実際の現場を見るという趣向を凝らしたツアー形態になっている。
当日は、総勢61名もの熱心なファンが集まり、早速サーキットの施設見学からツアーがスタート。続くバスによるコース見学では先導車(ホンダ・N-ONE、MUGEN CR-Z ECOチャレンジ車両)のドライバーとして、今シーズン、リアルレーシングよりスーパーフォーミュラに参戦する塚越広大(CR-Z)、中山友貴(N-ONE)がスペシャルゲストとして登場。更に抽選に当選した4名はこの先導車の助手席に同乗出来るというサプライズイベントも。バス車内では、塚越、中山がドライブする先導車のライン取りや、加速・ブレーキングの仕方、鈴鹿サーキットの各コーナーにまつわるエピソードなどが解説された。
また、午後からのチームファクトリー見学では、ちょうど今シーズンの開幕戦に向けたスーパーフォーミュラSF13とF3マシンが整備されている中、整備中のマシンやギアボックスを取り囲み、基本的なフォーミュラカー各部の解説や、レーシングカーのマシン各部の構造、組み立て手順やセットアップの考え方などを、実物の部品を目の前にし、Q&Aを交えながら見学するというかなり貴重な体験も経験することができた。
最後は、リアルレーシングからのサプライズイベントとして、F3マシンのエンジン始動、塚越、中山、JRPからそれぞれ用意されたグッズ類のお土産が参加者にプレゼントされ、イベントは盛況のうちに終了。なお23日には、富士スピードウェイとチームルマンのファクトリーで第2回が開催された。
