全日本選手権スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)は23日、第5戦として予定されていながら中止となった韓国、インジェ・スピーディウム戦の代替開催について、「開催を見送る」と発表した。

 今季、韓国に新たに建設されたインジェ・スピーディウムで第5戦として選手権レースを予定していたスーパーフォーミュラ。しかし、インジェ・スピーディウムでは建設出資者であるテホン建設、ポスコ、運営出資者のKRF、金融出資者科学技術者共済会など4社が出資してサーキット運営会社を設立したものの、運営権や所有権をめぐって混乱があり、開催まで1ヶ月となった7月24日の時点で、韓国側から中止が要請され、それまで多くの面で開催に向け協力してきたJRPとしては、損害が大きくなる前に中止を決定していた。

 この代替開催については「天災(による中止)ならば仕方の無いところはあるが、選手権なのできちんと代替戦を考えたいと思っている。開催数はキープしたい(JRPの白井裕社長)」と最終戦鈴鹿までに開催を目指し関係各方面と協議、調整を進めていたが、23日、JRPから正式に代替開催を見送るとするプレスリリースが出された。

 結果的に、今季のスーパーフォーミュラは第5戦として9月末にスポーツランドSUGOが行われた後、11月の鈴鹿で最終戦と、残りシーズンは2戦となる。11月のJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPは、当初の予定どおり特別戦として開催される予定だ。

 現在スーパーフォーミュラは4戦を終え、シリーズランキングはアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が29ポイントでトップ。ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)が2番手につけているが、このふたりはWEC世界耐久選手権と日程がかぶっているため、最終戦は参戦しないことになっている。シリーズ戦が1戦減ることにより、チャンピオン争いにも影響がありそうだ。

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