三重県に本拠地を置くバースレーシングプロジェクト(BRP)は21日、2011年のスーパー耐久ST5クラスに、新型ホンダ・フィットRS(GE8)で参戦すると発表した。
ST5クラスは創設以来トヨタ・ヴィッツしか登場していない状況が続いていたが、ついに“ライバル”登場となった。バースレーシングプロジェクトでは、ホンダ、フィットのチューニングで経験豊富なJ's RACINGをスポンサーに迎え車両開発・パーツ開発を行っていき、第3戦富士からの参戦を目指し、現在急ピッチで開発を進めているという。
ドライバーには「奥村浩一/前山亘/鍋家武/新垣元という4人が予定されており、ドライビングアドバイザーとして脇田一輝が加わるという。また、ホンダ・フィットのユーザー会で日本最大規模のフィットフレンドクラブ(FFC)のサポートも決定し、「フィットのファンと一緒にレースを感じ、共に楽しめる事を大変嬉しく思います」とリリースに記述している。
「市場での人気・販売台数とは裏腹に、今までにフィットが参戦する国内レースカテゴリーは存在せず、そのパフォーマンスは未知数です。さらに耐久レースという過酷なステージにおいてチーム力も大きく結果に影響します。生まれたてのチームと車両ですが、チーム一丸となって全力で挑みます」とチームはプレスリリースで意気込みを語る。
また、チームでは東日本大震災の被災地の少しでも復興に向けた勇気を届けられるように……という願いから、『SAVE JAPAN』にも全面的に協力。「震災復興への願い、フィットファンの想い、スポンサーの心意気、そしてチームの情熱をフィットに乗せて全力で走りますので、応援よろしくお願いします」としている。