スーパー耐久シリーズの2011年最終ラウンドとなるツインリンクもてぎでのレースは、26日第5戦『もてぎスーパー耐久オーバルバトル』が行われ、レース1で優勝、レース2で2位に入った1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEがST1クラスのタイトルを決めた。
第5戦でオーバルコースを使用したレース1、レース2、翌日曜日にはロードコースで第6戦が行われるというスケジュールのスーパー耐久最終ラウンド。土曜の第5戦は午前中に予選が行われ、片岡龍也/ファリーク・ハイルマン/フェイホン・オオイ組28号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEががポールポジションを獲得。1号車が続き、今季おなじみの光景となったフロントロウ独占となった。
迎えた午後のレース1では、28号車を駆る片岡龍也と1号車の谷口信輝が序盤競り合うも、ピットインで2台の順位は逆転。谷口から交代した柳田真孝がリードを奪う。一方、28号車はその後トラブルが発生しストップを喫してしまった。
続くレース2は、再びポールからスタートした28号車がリード、1号車が続くが、序盤で1号車が逆転。しかし、序盤に導入されたセーフティカーでFaust Racing Z4が2台と僅差の関係に。山野直也がドライブしたFaust Racing Z4は、28号車がシケインでコースオフする隙をついてトップに浮上。そのまま逃げ切り、優勝を飾り1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの連勝を止めてみせた。
一方、2位に入った1号車はこれでチャンピオン決定。谷口はスーパーGT300クラス、シビックインターとの3冠、柳田はGT500との2冠を達成してみせた。
ST2クラスは、エンドレス・アドバン・コルトスピードXがレース1優勝。KYOSHOアリスモータースランサーXがレース2では一時総合トップを走る快走をみせ初優勝を飾った。ST3クラスはレース1でGPO+KOTA RACING NSXが、岡部自動車マイロード協新計測RX-7がレース2を制した。
ST4クラスはホンダカーズ東京G/M インテグラがレース1を制し、レース2では 無限CIVIC 赤帽 D-Lab SSR TEIN ATS EDが制し初優勝。ST5はエンドレスアドバントラストヴィッツがレース1を、WAKO'SアクレオクヤマVitzがレース2を制した。
