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投稿日: 2011.09.13 00:00
更新日: 2018.02.16 04:43

S耐岡山でRn-Sportsドライバーがいずれも表彰台


KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe
植田正幸・川口正敬・GAMISAN組が3戦連続3位表彰台

岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Z
田中モジョル・田中哲也は2戦連続優勝!

TRACY SPORTS S2000の金子昌広は2位表彰台獲得

 SUPER TAIKYU第3戦が岡山県美作市岡山国際サーキットで行われました。例年であれば残暑厳しく猛暑の中で行われている大会ですが、今年は雨に翻弄された大会となりました。

 26日(金)1時間が3回の専有走行が行われ各チームセッティングを進めます。専有走行の総合結果はST1の#11 KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4が1′38″645を記録しクラス3番手、ST3の岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Zは1′43"357で7番手、ST4の#41 TRACY SPORTS S2000は1′46"227の2番手でレースウイーク初日を終えました。

 27日(土)予選が開催されました。予定通り13時15分Aドライバー1グループ(STX、ST1、ST2)がコースインします。すると、その直後から大粒の雨が降り出します。計測1周目、#11KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4植田正幸選手が1′41"482を記録。2周目もアタックを継続するものの、濡れていく路面ではDRYタイヤでのタイム更新は難しく1周目がBEST TIMEとなりました。

 しかし、ライバルも条件は一緒で#28が1′42"231、#1は1′48"724と大きく出遅れたため、#11の植田選手がクラストップとなりました。1グループ終了直後に雨脚が強くなり2グループ(ST3、ST4、ST5)は開始早々赤旗中断となります。

 20分後、赤旗が解除され予選が再開されます。全車WETタイヤでのアタック。#15岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Zは長島正明選手、周回を重ねるごとにタイムを更新していきますが、予選後半に遅いクラスのマシンに引っかかってしまいタイムが伸びず1′57"975の5番手になります。#41 TRACY SPORTS S2000の金子昌広選手は慎重にマシンを進め、最終ラップに1′59"975の5番手で予選を終えます。

 14時20分 Bドライバーの1グループの予選が開始されます。雨が止み路面が乾いてくると読んだ#1と#28がDRYタイヤを選択したのに対し#11はGAMISAN選手が初アタックと言うこともありWETタイヤを選択。この選択が明暗を分け、クラス3番手で予選を終えます。Bドライバー2グループ目はDRYタイヤを装着し一斉にコースイン。計測2周目にさしかかる頃、また大粒の雨が降り出し路面を濡らしていきます。#15 岡部自動車 DIXCEL TEAM TETSUYA Zの田中モジョル選手は2周目にトップ#339 NSXの佐々木孝太選手の0.5秒差1′46"709で5番手で終了。#41 TRACY SPORTS S2000の藤田竜樹選手も1′51"912で4番手タイムを記録します。この結果を合算すると#11 KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4が3'28“136で総合4番手クラス2番手を獲得、#15岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Zが3'44“884で総合14番手クラス4番手、#41 TRACY SPORTS S2000は3'51“259で総合22番手クラス4番手のグリッドが決定しました。

 午後15時05分になるとCドライバーの予選が始まります。雨は上がったものの路面は乾かずWETタイヤで走行します。#11 KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4の川口正敬選手は1′56"593を記録しクラス3番手、#15岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Zの田中哲也選手は1′57"865でクラストップ、#41 TRACY SPORTS S2000の藤村政樹選手は2'03“799でクラス4番手で予選を終えます。

 28日(日)午前8時30分 決勝前最後の30分間のフリー走行が行われました。決勝に向け最後の調整、#11はGAMISAN選手が記録した1′40"022でクラス4番手、#15は田中哲也選手が1′42"659でクラス3番手、#41は藤田竜樹選手が1′45"975を記録しクラス2番手でフリー走行を終えます。

 13時30分フォーメーションラップが開始、1周後3時間先のチェッカーフラッグを目指しレースがスタートします。#11 KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4のスタートは川口正敬選手。スタート直後は#1谷口選手を抑えるも流石は兵、攻略されてしまいます。なんとか付いて行こうとするもじわじわ離される厳しい展開になります。#15岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Zのスタートは田中モジョル選手。初めてのスタートに緊張していたものの無難にこなします。序盤ペースの速い#51と#35のZ33に先行されるもまずまずのペースで周回を重ね6番手でレースを進めます。ST5クラスの集団につかまりタイムが落ちそうになった35周目にPITイン、タイヤ交換・給油を行い田中哲也選手がバトンを受けコースに復帰します。数周するとPITアウトしてきた#34 Z34に前に出られます。6周を擁してこれを攻略5番手に、さらに前を行く#51も攻略し4番手に順位を上げます。

 #41 TRACY SPORTS S2000のスタートは前の2戦同様、金子昌広選手が務めます。1周目に#38、#333を抜いて2番手に上がるも#38、#12に先行され4番手でレースが進みます。17周目ペースの落ちた#12を交わし3番手に浮上。その後ライバルがPITに入ったタイミングもありクラストップを走行し45周目藤村選手にバトンを繋ぎます。

 #11は40周目にGAMISAN選手に交代、83周目に植田正幸選手に交代し102周走り切りクラス3位でチェッカーを受けます#15は#339 NSXと#14 RX-7がPITに入ったところでトップに浮上。安定したラップでリードを築きます。2番手の#14に55秒差をつけたところで#339がスピンしたところに#26が追突、これによりセーフティーカーが導入されます。折角築いたリードが泡と消えるかと思った瞬間、すかさず田中哲也選手がPITイン、給油とドライバー交代を行いコースに戻します。セーフティーカーランが5周ほど続き残り15分のところでリスタート。スプリントレースが始まります。2番手#14との差は約10秒、周回遅れの処理などで遅れたりで差を縮められますが、ポジションを守り切り長島正明選手がチェッカーを受け2連勝!#41も70周目に藤田選手に交代、順調に周回を重ね前戦より1つ順位を上げ2位でチェッカーを受けますSUGO大会同様、所属ドライバー全員が表彰台に立ちました。さらに#15 岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Zは連勝を飾ったことによりランキングトップに、#41 TRACY SPORTSS2000もランキングを3位にあげました。

 残り2イベントも更なる活躍に期待したいです。

Rn-sports

植田正幸(11号車:KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe)
「予選では相手のミスもあって2番手からスタートできましたが、レースは完敗ですね。ペナルティーも受けたし良いところがありませんでした。鈴鹿はJIMGAINERの地元ですので一矢報いたいです」

田中モジョル(15号車:岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Z)
今回はスタートドライバーを務めさせてもらって本当に緊張しました。最初に何台か抜かれましたが、あまり離されることもなく良かったと思います。周回遅れ絡みで離されてしまうのでそこは課題です。でも、今回は実力で勝てて良かったです。」

田中哲也(15号車:岡部自動車DIXCEL TEAM TETSUYA Z)
「スタートのモジョル選手が頑張ってくれたので、それを引き継ぐ形で頑張りました。周回遅れに絡んだ時のラップダウンが富士より厳しいので、どれだけマージンがあるか分からない状態だったので全力で走りました。最後にSCが出た時どうなるかと思いましたが長島さんも粘ってくれて勝てて良かったです。SGTもS耐もランキングトップになれたので、これからも継続して良い成績を収めたいです」

金子昌広(41号車:TRACY SPORTS S2000)
「岡山は走りだしから調子が良くて手応えはあったんですが、レース序盤ちょっときつかったです。燃料が軽くなってからはペースも上がって良い感じだったんですけどその辺が課題です。前より順位が上がって2位なので、次の鈴鹿はS-FJで戦っていた地なので優勝したいです。最後に素晴らしいマシンに仕上げてくれたメカニックとチームメイトの二人に感謝しています。」


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