スーパー耐久シリーズ第6戦は22日、鈴鹿サーキットで決勝のレース3が行われ、28号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3を駆るファリーク・ハイルマンがトップチェッカーを受けた。

 40分×3レースのスプリントフォーマットで行われているスーパー耐久鈴鹿。第6戦を締めくくる決勝のレース3はAドライバーとBドライバーの予選合算タイムの順位でスタートする。このレース3も前の2レース同様ピットストップのない白熱の高速バトルが繰り広げられた。

 12時半からの決勝は、路面温度45度の中でスタートが切られると、ポールポジションからトップを守った28号車のハイルマンと2番手スタートの1号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3を駆るドミニク・アン、3番手につける24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの佐々木大樹が序盤から三つ巴のバトルを展開する。

 この3台のバトルでは、3番手を走るGT-Rの佐々木が前を走るメルセデス2台を上回るペースをみせるが、周回遅れも絡んでなかなかオーバーテイクに結びつけることができない。すると、7周目に周回遅れの集団をうまくかわしたトップのハイルマンが2番手1号車のアンとの差を若干広げることに成功する。

 リードを手にしたハイルマンはその後、再び後ろのアンに1秒以内に迫られるが、終盤は安定したペースで冷静に周回遅れを料理していき、危なげない走りを披露すると、そのままトップチェッカー。28号車はレース2に続く2連勝を飾った。

 一方、2番手を走っていた1号車のアンは終盤アクシデントに遭遇したのかトップから13秒以上も離されフィニッシュ。また、3番手につけていた24号車の佐々木はST-1クラスの9号車Faust Racing BMW Z4を駆る堀主知ロバートとスプーンコーナーで絡んでマシンにダメージを受け無念のガレージイン。これで3番手に浮上した81号車GTNET ADVAN NISSAN GT-Rの尾本直史は、終盤に一旦8号車のもり山 R8 LMS ultra からあげを駆る湯澤翔平にオーバーテイクを許したが、最終ラップで再度逆転することに成功し、総合3位の座を手に入れた。

 ST-1クラスの9号車堀主知ロバートは24号車とのアクシデントでマシンにダメージを負ったものの、最後まで走りきって総合35位でフィニッシュ。ST-2クラスは59号車STURM・MOTUL.EDインプレッサの松田晃司がトップチェッカーを受け、ST-3クラスは80号車PETRONAS TWS GS350の脇阪薫一が34号車asset テクノ Z34の佐々木雅弘との接触バトルを制した。

 ST-4クラスは41号車TRACY SPORTS ings S2000の長野賢也、ST-5クラスは19号車BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィットの古宮正信が勝利している。

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