スーパーGT第5戦鈴鹿はノックアウト予選のQ2、Q3が行われ、ウエットコンディションの中、S Road MOLA GT-RとARTA Garaiyaが第4戦SUGOに続いて2戦連続のポールポジションを獲得した。
GTアジアの第7戦決勝レースが行われている最中から小雨がパラつきはじめ、スーパーGTの予選開始直前から大粒の雨が降り始めた鈴鹿サーキット。迎えたGT300の予選Q2では激しい水しぶきを上げながらアタックが繰り広げられ、予選Q1での基準タイムクリア車両の関係で繰り上がってQ2進出を果たしたARTA Garaiyaが、このコンディション下で目覚ましい速さを披露。Q2のトップタイムをマークした。
一方、GT500クラスのQ2もウエットとなったことでミシュラン勢が強さを発揮する。序盤からDENSO SARD SC430、S Road MOLA GT-Rの2台が素晴らしい速さを披露。結局DENSOがこのセッションのベストとなり、次いでウイダーHSV-010、KEIHIN HSV-010、RAYBRIG HSV-010とHSV-010勢が続いた。なお、GT500クラスでQ3に進出したSC430はDENSOのみ。Q2ではSC430のブリヂストン装着車が4台ノックアウトされるという事態になってしまった。
続くQ3では、路面上の水量がやや増え、さらに激しく水煙が舞うコンディションに。そんな中、松浦孝亮がドライブするARTA Garaiyaは、他車を大きく引き離す安定した走りを披露し見事2戦連続ポールポジションを獲得! 松浦にとっては自身初アタックでのポールとなった。2番手にはHANKOOK PORSCHE、3番手にはR&D SPORT LEGACY B4が続いている。
GT500クラスのQ3は、GT300のQ3終了直前にSG CHANGI IS350がコースオフしていたため、その回収のためやや遅れてスタートした。とは言え、水量は相変わらず多く、各マシン慎重なアタックが要求された。
しかし、終盤にコース上の水量がやや減ってきたせいか、一気にタイムが上がっていく。ファイナルラップに向けてアタックが繰り返されていく。そんな中、ロイック・デュバルのウイダーHSV-010がデグナーひとつめでスピン、さらに伊沢拓也のRAYBRIG HSV-010が同じ箇所でスピン、激しくクラッシュを喫する。
そんな中、柳田真孝がドライブするS Road MOLA GT-Rは盤石の走りで見事トップタイムをマーク。選手権リーダーのS Road MOLA GT-Rがなんと2戦連続のポール獲得となった。2番手にはKEIHIN HSV-010、3番手にはウイダーHSV-010が続き、HSV-010勢が続くこととなった。
