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投稿日: 2015.10.27 00:00
更新日: 2018.02.17 11:13

SARD Racing RC350、最終戦の鈴鹿で今季初優勝


2015年10月26日
SARD Racing Project
スーパー耐久シリーズ2015第6戦(最終戦)鈴鹿
ポールトゥフィニッシュで有終の美を飾る!

10月24日(土)・25日(日)スーパー耐久シリーズ2015第6戦(最終戦)「SUPER TAIKYU SUZUKA」が鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催され、SARD Racingは、「SARD Racing RC350」(柴田優作/片山義章/平手晃平)でST-3クラスに参加。公式予選で今季初のクラスポールポジション(総合10位)を獲得。決勝はセーフティーカー(SC)が3度も出る波乱の展開の中で、3名のドライバーが各スティントで速く安定した走りを見せ、見事に今季初優勝をポールトゥフィニッシュ(総合6位)で有終の美を飾った。今季6戦中3度表彰台を獲得するなど旋風を巻き起こしたSARD Racingは、シリーズランキング4位(暫定)で今シーズンの戦いを終えた。

■24日(土)公式予選レポート
夏を思わせるかのような陽気となった23日(金)に行われたSTEL専有走行の3セッションではマシンチェックやセットアップを行い、LEXUS RC350導入してから3戦目、仕上がり良く車両も煮詰まって、総合11位クラス2番手タイムと速さに磨きがかかったことをアピールした。

翌24日(土)も爽やかに晴れ渡り、午前中のウォームアップ走行では決勝へ準備を中心に行うなど準備万端。午後の公式予選セッション、14時から1回目予選が開始。柴田選手が3周目にこれまでの自己ベストを大きく更新する2分17秒512でクラストップタイムを叩き出す速さを披露。続いて14時55分から開始された2回目予選には平手選手がアタック。コースイン早々の2周目に柴田選手の記録を縮める2分16秒544の2番手タイムをマークした。夕方になって気温が下がってきた中、16時から開始された3回目予選には片山選手が出走。全クラス混走のクリアが取れない中で、自己ベストを更新する2分19秒488の4位。アタック後は、そのままコースにとどまり、決勝への準備を入念に行った。公式予選は合算で、今季初となるST-3クラス・ポールポジション(総合10位)を見事に獲得した。

■25日(日)決勝レースレポート
決勝日も見事な秋晴れとなり、8時15分から30分間のフリー走行が行われ、まずは柴田選手がコースイン。その時点の2番手タイムをマークしながら好調さを維持している走りを見せた。続いて片山選手が出走し、19秒台の安定したタイムでラップを重ねた。フリー走行ではトータル13周を走行し、2分18秒635のクラス3番手(総合12位)と決勝の準備を順調に整えた。

13時に3時間の決勝レースがスタート。片山義章選手が初スタートドライバーを担当。前半ハイペースで逃げ切り予想の#38、ランキング上位の#34と#15のバトルに巻き込まれないよう、またタイヤ無交換作戦のため温存の走りでトップ集団の中で3位を堅守。上位2台と同じハイペースを維持し、4位以下の追走を振り切った。15周を過ぎSCが導入され、片山選手が完璧にミッションをやり遂げたことで、タイヤ無交換で柴田選手に交代する戦略を素早く敢行。コースに復帰し2位にポジションを上げた中で、なんと2回目のSCが21周目に入る波乱。この2回目のSC中23周目にクラストップに浮上した。28周目にSCが退去すると柴田選手はトップペースでみるみるうちに2位以下を引き離す。1周約2秒も速いペースでレースをリードしていった。タイムに落ち始めると見えるや否や44周目にタイヤ交換と平手に交代すべくピットイン。3位のポジションとなった平手は2~3秒も速い驚異的なペースで暫定トップとのギャップを削ると共に上位クラスを喰う勢いで攻め続けた。そして、54周目に3回目のSC導入。この間に3回目のピットインをした車両にこれまで築いたギャップを削られるも、再びクラストップに復帰した。SC退去後、平手はセクター自己ベストを毎ラップの様に塗り替え、2位以下を再び大きく引き離す貫禄の走りを見せつけた。上位クラスをも抜き去った平手がスタートから3時間が経った69周を終えて、2位に1周差をつける堂々のトップチェッカー。見事に今季初優勝をポールトゥフィニッシュ(総合6位)で有終の美を飾った。今季6戦中3度表彰台を獲得するなど旋風を巻き起こしたSARD Racingは、シリーズランキング4位(暫定)で今シーズンの戦いを終えた。


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