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国内レース他ニュース

投稿日: 2015.09.14 00:00
更新日: 2018.02.17 10:21

SARD Racing RC350、開幕戦以来の2位表彰台獲得


SARD Racing Project
スーパー耐久シリーズ 2015第5戦岡山
怒濤の追い上げでST-3クラス2位を獲得!

9月5日(土)6日(日)岡山国際サーキット(岡山県美作市)で開催されたスーパー耐久シリーズ2015第5戦「SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA」(3時間)にSARD Racingは、「SARD Racing RC350」(柴田優作/片山義章/平手晃平)でST-3クラスに参加。クラス6番手(総合19位)から平手選手が怒濤の追い上げを見せ、36周目にはクラス2位(総合10位)に浮上。49周を終え交代した柴田選手も58周目にはトップを奪取する快進撃を見せた。その後セーフティーカー導入でマージンが無くなる不運とスタート進行作業違反にてペナルティが予測されたため、2位を死守するために猛プッシュ。実質2位で92周を終え片山選手に交代し、レース後30秒加算のペナルティを受けながらも3位に大幅な差を付け2位をキープしてチェッカー。3名のドライバーが懸命のドライビングで最後まで諦めずに猛チャージを続けた結果、開幕戦以来、今季2度目の2位表彰台を獲得した。

■5日(土)公式予選レポート
4日(金)に行われたSTEL専有走行の3セッションではマシンチェック、セットアップを行い、「セッション毎にドライバビリティが向上して速くなっていった」とのドライバーコメントで順調な出だし。翌5日(土)午前中のフリー走行はなく、昼のピットウォークでは日本レスキュー協会のサポート活動(http://www.japan-rescue.com/)も実施した。曇りのドライ路面で13時15分からAドライバー予選が開始され、まずは柴田選手が最初のアタッカー。4周目アタックラップで各セクター自己ベストをマークしていった周にまさかの赤旗中断。気を取り直して再度コースインし、7周目にマークした1分42秒168で6番手タイムとなった。続いて14時21分から開始されたBドライバー予選には平手選手が登場。3周目に自己ベストの1分41秒502の6番手タイムをマークし、次周に更にセクター1で自己ベスト更新してアタックを続けたがタイム更新ならずに6番手となった。15時22分からのCドライバー予選には片山選手が出走。時間いっぱいまで13周ほどロングラン走行し、1分43秒063の5番手となった。公式予選順位は、ABドライバー合算でST-3クラス6番手(総合19位)となった。

■6日(日)決勝レースレポート
決勝日、雨の中、午前9時から30分間のフリー走行が行われ、片山選手が出走。11周を走行して1分59秒499のクラス4番手(総合11位)と雨の速さと好調さを見せて決勝の準備を終了した。
13時に3時間の決勝レースがスタート。雨は上がりつつあるもののウェットコンディションの中、クラス6番グリッド(総合19位)から、韋駄天のごとく平手選手が怒涛の追い上げでベストタイムを更新しながら挽回の走り。36周目にはクラス2位(総合10位)に浮上した。49周を終えピットワークもミス無く2位キープし戦列復帰した柴田選手も、ドライタイヤでトップを猛追。そして58周目にトップを奪取する快進撃を見せた。追いすがる2位との緊迫したバトルの後に引き離した直後の76周目にセーフティカー導入でマージン無くなる不運とスタート進行作業違反にてペナルティが予測されたため、2位を死守するために猛プッシュ。実質2位で92周を終え片山選手に交代し、レース後30秒加算のペナルティを受けながらも3位に大幅な差を付け2位をキープしてチェッカー。3名のドライバーが懸命のドライビングで最後まで諦めずに猛チャージを続けた結果、SARD Racingは、開幕戦以来、今季2度目の2位表彰台を獲得した。

■ドライバーコメント
●柴田優作
「平手選手から僕に2位でドライバーチェンジして、その8周後にトップに立ちました。途中セーフティーカーが入って築いたマージンが無しになりましたが、リスタート後に目一杯プッシュして45秒まで2位との差を広げました。あともう少しの所で優勝でしたので、次の鈴鹿では絶対リベンジします!たくさんの応援ありがとうございました。次も全力を尽くします!」

●平手晃平
「スタートで前方のマシンがトラブルで加速せず約25秒遅れてスタート。持てるすべての技術を使い切りトップを猛追しました。7秒差の2位まで順位を上げ、交代した柴田選手がクラス2位まで順位を上げて、トップに浮上!レース終盤、SC導入で稼いだマージンが0になってペナルティが予想されても最後まで諦めず、今日は皆よくやったと思います。最終戦までには、さらにマシンの戦闘力を上げ、予選から速さを見せつけ、今度こそ表彰台のてっぺんへ登りたいと思います」

●片山義章
「フリー走行の時からロガーデータや車載ビデオを見て、平手さんや柴田さんに色々アドバイスしてもらえて本当に良い環境で走れてます。一番走り込んでいる岡山でしたが、まだまだ自分の走りに関して勉強する所がたくさんありますが1つ1つが身になって速くなってきているので嬉しいです。またホームコースと言えるこの岡山で良いレースをして2位を獲得でき、お世話になっている皆様の前で表彰台に立てた事を非常に嬉しく思います。次戦も表彰台に立てるように頑張りたいと思います」