全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦は23日、ツインリンクもてぎで公式予選が行われ、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)がポールポジションを獲得した。
Q1:
午前のフリー走行から全日本F3や二輪のJ-GP2等を挟みスタートした13時15分からの公式予選。20分間の走行で、まずは5台がノックアウトとなる。コースオープンとともに多くのマシンがコースインし、まずはユーズドタイヤで一度アタック。ピットに戻り再度アタックに出ていく。
20分間のQ1で、最終的にトップタイムをマークしたのは山本尚貴(TEAM無限)。次いで野尻智紀(DOCOMO DANDELION)が続き、ホンダエンジン勢がワン・ツー。3番手にはロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)が続いた。
一方、ノックアウトとなったのは小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、塚越広大(HP REAL RACING)、中山雄一(KCMG)、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)、中山友貴(TEAM無限)という5台となった。小暮はチェッカー間際まで14番手だったが、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)がタイムアップしたことによりQ1ノックアウトとなっている。
Q2:
7分間ワンアタックのQ2。コースオープンから一斉にマシンが入り、再びタイヤを入念に温めながらワンアタックに入っていく。しかし、まずジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)がアタックラップを終えた直後、背後につけていたナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)が最終コーナーで飛び出し、メインストレートに戻った瞬間にスピン。ストレート中央にストップしてしまう。
カーティケヤンのマシンはコース上に停止してしまい、そのままQ2は赤旗でストップしてしまう。セッションは13時57分に再開されるが、残り時間は3分。1周のウォームアップの後、計測1周目でのアタックでタイムが記録されていった。
そんな中、見事Q2のトップタイムをマークしたのはルーキーの野尻智紀(DOCOMO DANDELION)! 次いで、赤旗前にタイムを記録していたオリベイラが2番手、山本が3番手に続いた。石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が4番手となったが、チームメイトで午前トップの国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)はまさかのQ2敗退となってしまった。
Q2ノックアウトとなったのは、武藤英紀(DOCOMO DANDELION)、平川亮(KYGNUS SUNOCO)、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、ビタントニオ・リウッツィ(HP REAL RACING)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、ナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)の5台となっている。
Q3:
ポールポジションを決するQ3。5台が続々とコースインしていくが、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)、そして山本はやや遅れてコースイン。各車アタックに入っていくが、計測1周目か、2周目かで各車のベストタイムが変わっていく。
最終的に、ポールポジションを決めたのはオリベイラ。1分32秒321という素晴らしいアタックを展開し、今季2回目のPP獲得。2番手には、ルーキーの野尻が続き、ホンダ勢今季予選最上位、フロントロウ獲得の殊勲をみせた。3番手にはデュバルが続いた。
前日から好調だった石浦は4番手。山本は計測2周目に入ろうかというところで、トラブルが発生したかスローダウン。Q3は8番手に留まってしまった。