全日本選手権スーパーフォーミュラで2014年から使用される新型シャシー、SF14の第3回テストが11日から鈴鹿サーキットで開幕した。トヨタエンジン搭載車は中嶋一貴が、ホンダエンジン搭載車は塚越広大がドライブしている。
7月10日に富士スピードウェイで初走行、8月のツインリンクもてぎで第2回目のテストが行われてきたスーパーフォーミュラの新シャシーSF14。第3回目のテストの舞台となるのは、F1も開催される鈴鹿サーキットだ。
これまでの2回のテストでは、一貴が中心となってドライブしてきたトヨタエンジン搭載の00号車は、もてぎではアンドレ・ロッテラーがステアリングを握る場面があったものの、今回は一貴だけが担当。ホンダエンジンを搭載する05号車はシェイクダウン以来伊沢拓也が乗り込んできたものの、今回初めて塚越がステアリングを握った。
晴天に恵まれたこの日の鈴鹿では、一貴のトヨタエンジン車が仕上がりの良さを披露。午前、午後とも積極的に周回を重ね、午前は21周を周回し1分42秒849、午後には20周をこなし、4月の鈴鹿の予選タイムに近い1分40秒665までタイムを縮めた。
一方、塚越のホンダエンジン車は、頻繁にピットイン/アウトを繰り返すものの大きなトラブルなく周回。ただ、タイムは午前が18周周回で1分44秒138、午後が16周周回で1分42秒433と、まだトヨタエンジン車とは若干の差がある状況となっている。
スーパーフォーミュラSF14のテストは明日も行われる予定で、この日サーキット入りした伊沢拓也もホンダエンジン車のステアリングを握る予定だ。
