スーパーGT第1戦岡山は予選日を迎え、朝の公式練習が行われた。アクシデントも多く発生したセッションとなったが、予選に向けてZENT CERUMO SC430がトップタイムをマーク。SC430勢がトップ3を独占するセッションとなった。
前日の習熟走行から一夜明け、予選日を迎えた岡山国際サーキット。事前の天気予報では晴れの予報となっていたが、朝からサーキット上空はどんよりとした曇り空。サーキット周辺でも場所によっては雨も舞っており、コースオープン時にはウエット宣言が出されていた。
1時間45分という長いセッションだが、序盤は天候の状況もあり、GT500を中心にゆっくりとした立ち上がりに。マシンの細部をチェックしながら、少しずつペースが上がっていく。しかし、開始直後にバックストレートでSG CHANGI IS350がストップ。この車両回収のため、9時15分に赤旗が提示される。
その後GT500マシンも積極的に周回を重ね始めたが、昨日とは異なるコンディションに各陣営アジャストを進めることに。今回はノックアウト予選ということもあり、ふたりのドライバーがこのセッションで予選シミュレーションを行う必要があることから、開始から半分を過ぎたあたりでタイムも縮み始めた。
しかし、開始から40分というところで、RUNNUP SPORTS CORVETTEのタイヤが1本外れ、マシンはグリーン上にストップ。この回収のために、セッション2回目の赤旗が提示されることに。このセッションではその他にもリール ランボルギーニRG-3やARTA HSV-010がスピン、また終盤にはハセプロMAイワサキaprカローラがダブルヘアピンでストップするなど、トラブルが多いセッションとなった。
結局、このセッションでトップタイムをマークしたのは、昨日の習熟走行2回目でもトップだったZENT CERUMO SC430。次いでPETRONAS TOM'S SC430、DENSO SARD SC430と続き、レクサスSC430勢がトップ3を独占。RAYBRIG HSV-010、EPSON HSV-010と続くトップ5となった。
GT300クラスでは、好調JLOC勢からリール ランボルギーニRG-3がこのセッションのベストタイムをマーク。スピンした際もどこにも接触しなかったことは不幸中の幸いだっただろう。2番手にはエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電、3番手には開幕戦ウイナーのHANKOOK PORSCHEがつけている。
