スーパーGT第7戦は5日、大分県オートポリスで予選日を迎え、午前9時から公式練習がスタートしたが、強い雨と濃い霧により、開始13分以降ほとんど走行を重ねることはできず、開始48分以降は霧のため赤旗となり、そのまま終了となった。
沖縄に接近している台風23号と前線の影響で、非常に荒天となった予選日のオートポリス。時折強い雨が降り、雨が止むと霧が出るという状況で午前9時から2時間の公式練習がスタートした。コースはヘビーウエットで、各車慎重にコースインしていった。
そんな中、開始13分にランキング首位のウイダー モデューロ HSV-010が4コーナーでクラッシュ。フロント、リヤを壊してしまい、車両回収のために赤旗が提示される。この赤旗中断の間にかなり雨が強まり、9時22分の再開後もあまりコースインするマシンは見られず。電子デバイスを装着するGT3車両がGT500を追い抜いていくシーンも見られた。
開始30分になろうというところではかなり強い雨となり、赤旗こそ提示されないものの、全車がピットへ。しばらくマシンが走行しない時間が続いた。開始40分ごろになると雨が小康状態となり、少しずつコースインするマシンが出てきたが、コース上の水量は多くゆっくりとしたペースで走行が続けられた。
しかし、雨が少なくなると同時にオートポリスには濃い霧が。そのため、開始48分にはこのセッション2回目の赤旗が提示されてしまった。この霧と雨はなかなか晴れることはなく、結局2時間の公式練習はそのまま終了となってしまった。
ほとんどのマシンが5〜8周程度しか走行することはできず、スーパーGTの公式練習の後に予定されているGAZOO Racing 86/BRZ Raceの公式予選も中止に。午後のスーパーGTの公式予選がどうなるかは、今後サーキットからアナウンスがある予定だ。