GTアソシエイションは31日、6月9日〜10日に開催されるスーパーGT第3戦セパンのエントリーリストを発表した。GT500クラスは15台、GT300クラスは22台がエントリーしている。GT300には、昨年まで参戦していたサンダーアジア・レーシングが大物ドライバーを起用し登場することになった。
スーパーGTで唯一の海外戦となるマレーシア戦では、例年GT300クラスで参戦しないチームが出るが、今回は第2戦富士でクラッシュしたART TASTE PORSCHE、チーム体制立て直しのためにセパンをスキップするDIJON音々CALLAWAYワコーズED、またJLOC Exe ランボルギーニ RG3、マッハGoGoGo車検Ferrari458もこのリストには記載されていない。
一方で変更があるのは、既報の通り安岡秀徒を起用しゼッケンを99に変更したRacerbook Audi R8 LMS、例年どおり英語表記となったEVANGELION RT TEST-01 PETRONAS Shiden。そしてひさびさにサンダーアジア・レーシングの名がリストに加わったことだ。
2010年〜11年に、JAF-GT仕様のモスラーMT900MでスーパーGTに参戦したサンダーアジア・レーシングは、2009年のセパン戦にはGT3仕様のモスラーMT900Rでスポット参戦。規定の違いはあったものの、鮮烈な印象を残した。
今回の参戦では、昨年同様となるMT900Mの名称がリストには記載されており、ドライバーには昨年もモスラーのステアリングを握った吉田広樹に加え、なんと元F1チーム・ロータスのテストドライバーを務めたファイラス・ファウジーが加入することになった。
昨年は予選でも速さをみせたサンダーアジアのモスラーMT900M。ひさびさのGT登場でどんな走りをみせてくれるのか、楽しみなところだ。