スーパーGTのセパンテストが24日スタートし、多くのGT500マシンが走行。レクサス陣営では2012年型のパーツが導入されたほか、脇阪寿一が39号車サードのマシンをドライブするなど、今季に向けて興味深いテストとなっている。
マレーシア・セパンサーキットでスタートした今回のスーパーGTテストには、昨日オートスポーツwebで報じたところから、6号車ルマンが欠席。24号車KONDOは2日目からの参加となっている。他の陣営は、ホンダ勢が3日目まで参加。他2メーカーは4日目までの参加となっているようだ。
注目のレクサスSC430陣営では、39号車サードのマシンを石浦宏明と、さらに脇阪寿一がドライブ。脇阪は昨年末に続き2回目のサードでのドライブだ。また、38号車セルモのマシンは立川祐路がメインでドライブ。伊藤大輔、平手晃平、国本雄資が乗り込んだ。SC430は2012年仕様に大幅にアップデートされており、その仕上がりに注目が集まるところ。
ホンダHSV-010陣営では、18号車童夢と100号車チーム国光が参加。18号車は小暮卓史がメインでステアリングを握り、カルロ・バンダムが乗り込んだ。また、100号車は昨年同様伊沢拓也と山本尚貴が乗り込んでいるが、チームではここ数年恒例となったオフシーズン仕様のカラーリングで登場。昨年は11年型2号車を表す“02”がマシンに記されていたが、今年は“01”と記されている。
ニッサンGT-R陣営では、テスト車の230号車に午前中は本山哲、ミハエル・クルムが乗車。午後はジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ、松田次生が乗り込んだ。初日トップタイムをマークしたのはこの230号車で、2番手にコンマ9秒の差をつけている。
なお、今回のテストから2012年の規定に合わせ、GT500クラスのマシンは数台が2ランク拡大されたエアリストリクターを装着。数台は12年規定に合わせて今回走行しており、トルクと最高速がアップ。現地ではエキゾースト音が大きく感じられたという。
また、注目のニッサンGT-R GT3は、トラブルで初日の走行は5周どまり。星野一樹が乗り込んでおり、関口雄飛と千代勝正が参加する予定だという。