スーパーGT第3戦セパンは18日、スーパーラップ進出を決める予選1回目が行われ、午前も首位だったS Road MOLA GT-Rがトップタイムをマーク。2番手にウイダーHSV-010、3番手にHIS ADVAN KONDO GT-Rと、GT-R勢とHSV勢が上位を独占した。
クラシックカーレースとピットウォークを挟んでスタートしたスーパーGT第3戦セパンの予選1回目。今回はスーパーラップ形式ということもあり、終盤にGT300/GT500の専有走行帯が設けられる。午前に比べると気温も上昇し、かなり暑い中でのセッションとなった。
序盤から好調なのは、朝の走行でもトップだったS Road MOLA GT-R。ミシュラン勢はDENSO SARD SC430も好調で、混走終了直前に4番手に浮上。また、ウイダーHSV-010をはじめHSV-010勢も上位につける。さらに、ヨコハマ装着のADVAN KONDO GT-Rも好調。混走終了まで上位につけ続けた。
GT300では、圧倒的なトップスピードを誇る初音ミク グッドスマイル BMWが午後も絶好調。2番手以下に1秒近いタイムをつけてトップに君臨する。また、午前中トラブルが発生したサンダーアジアMT900Mは、混走開始までにトップ10圏内につけ、地元レースに向けて好位置につけた。
終盤、残り20分からスタートしたGT300クラスの専有走行。スーパーラップ進出をかけて熾烈なアタックが展開されるが、最終的に、今週末初めて初音ミク グッドスマイル BMWを破ってトップでSL進出を果たしたのは#88 JLOCランボルギーニRG-3。2番手には初音ミク グッドスマイル BMW、3番手はPACIFIC NAC イカ娘 フェラーリがつけた。4番手には地元レースで気合が入るサンダーアジアMT900Mがつけている。
続いてスタートしたGT500クラスの専有走行。チェッカー周に向けて一気に各車のタイムが縮んでいくが、結局S Road MOLA GT-Rの首位は揺るがず。2番手は終盤までADVAN KONDO GT-Rがつけていたが、ウイダーHSV-010がタイムアップを果たしGT-R勢のワンツーを許さず。4番手にはKEIHIN HSV-010が続き、6番手までGT-RとHSV-010が交互に入ることとなった。
苦しい展開となったのはSC430勢。SL進出が叶わなかった5台のうち、SC勢は3台。ル・マンウイナーのアンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエがアタックしたPETRONAS TOM'S SC430、MOTUL AUTECH GT-RもそれぞれSL進出ができなかった。