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スーパーGTニュース

投稿日: 2013.08.29 00:00
更新日: 2018.02.16 18:13

SGTタイヤテスト初日はD’station GT-Rがトップ


 8月28日、オートポリスでスーパーGTタイヤメーカーテストが、GT500車両8台、GT300車両5台を集めて開催。午前2時間、午後3時間の2セッションが行われ、最後に1分38秒499を出した安田裕信のD'station ADVAN GT-Rがトップタイムをマークした。

 数日前の豪雨が信じられないほどの好天に恵まれたオートポリス。夏休みということもあり朝早くから家族連れを中心とした400名を超えるファンがサーキットに詰めかけた。今回の参加車両は限られた台数となったこともあり、参加していないチームの監督やエンジニアもピットに姿を見せていた。

 朝10時から2時間行われたセッションでトップタイムを奪ったのは、立川祐路がドライブするZENT CERUMO SC430(1分39秒147)。なおこの車両にPETRONAS TOM'Sのジェームス・ロシターも乗車し、数周ラップした。

 午後のセッションは当初14時から2時間が予定されていたが、天気予報では明日の天候が下り坂と伝えられており、17時までの3時間に延長。このセッション、14時半ごろにはこの日の最高温度30℃(路面温度49℃)を記録したが、多くのチームがロングランテストを実施した。

 最後の30分でニュータイヤを履いてアタックしたチームの中で、この日のトップタイムを奪ったのは安田だった。午前/午後の両セッションで2番手につけたのはRAYBRIG HSV-010で、同様に3番手につけたのはカルソニック IMPUL GT-R。朝にトップタイムを奪ったZENT CERUMO SC430は、午後は8台中8番手に終わったが、「去年はドライタイヤで走れなかったので、改めていろいろなコンパウンドのドライタイヤを履き替えて走りました。まずまずと思えた部分もありますが、まだセッティングが合っていない状態です。ただ今日の課題は克服したので、明日は雨の前にセットを決めてしまいたいです」と平手晃平は明るく答えた。

 GT300クラスでは平中克幸のドライブするGAINER DIXCEL SLSがトップタイムをマークしている。

 なおこのテストは明日も引き続き行われるが、走行枠を今日1時間延長したこともあり、午後のセッションが1時間で終了する可能性もある。オートポリスの入場料は1,000円(高校生以上)で、インターバルには無料のピットウォークも30分間行われ、整備中の車両を間近で見ることも可能。

 またチームによってはステッカーやグッズの配布も行われ、ドライバーが顔を出すこともある。さらにセーフティカーの先導により自分のクルマでレーシングコースを走れる体験走行(2周1,000円)も行われ、この日は52台の車両が普段走る機会の少ないサーキットランを楽しんだ。オートポリスのゲートオープンは9〜17時予定。

スーパーGT オートポリスタイヤメーカーテスト 8/28 AM
天候:晴れ 路面:ドライ
PosNoCarDriverTyreTime
500-138ZENT CERUMO SC430立川祐路/平手晃平BS1'39"147
500-2100RAYBRIG HSV-010伊沢拓也/小暮卓史BS1'39"492
500-312カルソニックIMPUL GT-R松田次生/J-P.デ・オリベイラBS1'39"677
500-418ウイダー モデューロ HSV-010山本尚貴/F.マコウィッキMI1'40"259
500-524D'station ADVAN GT-R安田裕信/M.クルムYH1'40"282
500-623MOTUL AUTECH GT-R柳田真孝/R.クインタレッリMI1'40"790
500-732Epson HSV-010道上龍/中嶋大祐DL1'40"912
500-819WedsSport ADVAN SC430荒聖治/A.クートYH1'41"225
300-12エヴァRT初号機アップルMP4-12C高橋一穂/加藤寛規YH1'47"988
300-211GAINER DIXCEL SLS平中克幸/B.ビルドハイムDL1'48"086
300-333HANKOOK PORSCHE影山正美/藤井誠暢HK1'49"263
300-462LEON SLS黒澤治樹/加藤正将YH1'49"359
300-55マッハGoGoGo車検 GT-R玉中哲二/山下潤一郎YH1'49"596