スーパーGT第5戦鈴鹿は決勝日を迎え、雨の中30分間のフリー走行が行われた。変わりやすいコンディションの中、RAYBRIG HSV-010がトップタイムをマーク。EPSON HSV-010が続いた。
朝方は曇天模様だった鈴鹿サーキット。しかし、スーパーGTのフリー走行開始前に行われたスーパーFJのレース中に雨が降り出し、あっという間にどしゃ降りに。スーパーFJはセーフティカーの後、赤旗中止となった。
スーパーGTの走行開始時点ではやや雨は小降りになったものの、路面は完全にウエットでセッションが始まった。決勝に向けて無理はできない状況のため、大きなスピンやクラッシュなどは出なかったものの、デグナー進入に川があったりとドライバーには慎重なドライビングが求められた。
そんな中、好調なラップタイムを披露したのは前戦SUGOでもウエット性能をみせつけたミシュラン勢。ポールシッターのS Road MOLA GT-Rは、序盤ピットイン/アウトを繰り返していたものの、開始20分過ぎに2分8秒台のタイムをマーク。2番手にはDENSO SARD SC430が続いた。
一方、ニッサンGT-R陣営の中ではカルソニックIMPUL GT-Rが給油リグ付近に発生したトラブルのためにフリー走行が始まってからも長時間ピットでの作業を強いられ、セッション終盤にようやくコースインを果たすことができた。
終盤、やや雨脚が強くなったため、各車一層スローペースでの走行となったが、終了間際にいったん雨がほとんど止み、ここで各車が一気にタイムアップ。そんな中で、山本尚貴がドライブするRAYBRIG HSV-010が一気にタイムを上げトップタイムとなった。2番手にはEPSON HSV-010、3番手にはS Road MOLA GT-Rというトップ3でセッション終了となった。
雨量の違いにより終盤、一気に各車のタイムが変動したこともあり、長丁場500kmのレースでは天候が大きく戦況を左右することになりそうだ。
GT300クラスは、昨日ポールポジションを獲得したARTA Garaiyaがこのセッションでも素晴らしいタイムをマーク。サンダーアジアMT900M、初音ミク グッドスマイル BMWと続いた。
