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スーパーGTニュース

投稿日: 2015.09.28 00:00
更新日: 2018.02.17 10:40

Studie Z4、第6戦SUGOは不運も重なり16位


BMW Sports Trophy
Team Studie

2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 SUGO GT 300km RACE

SUGOの魔物はピットレーンに潜んでいた
レースらしいレースをせず、下位に沈む

9月19-20日|スポーツランドSUGO(全長3.704km)
予選 Q1:9位通過 Q2:9位
天候:曇り | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1開始時26度/33度、Q2開始時25度/31度→
Q2終了時24度/30度
決勝 16位完走
天候:晴れ | コース:ドライ| 気温/路面温度:スタート時26度/38度→レース途中27度/37度、
レース終盤26度/35度

完全なる“不完全燃焼”で16位フィニッシュとなる

 伝統ある“鈴鹿1000キロ”で表彰台に上がり、上昇気流に乗りたいBMW Sports Trophy Team Studieは大量得点でランキングアップを狙う。

 今シーズンは、GT3車両によるブランパンGTシリーズを運営するSROとGTAとの協定により、サーキットに合わせた性能調整が実施されることになっている。スポーツランドSUGOにおいては、BMW Z4 GT3に対するBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)も変更された。具体的には+20kgの重量増。さらに鈴鹿で獲得した18ポイントによる重量増+36kgがあり、第6戦に比べると単純に+56kgのウエイト増加にな
っている。

 とはいえ、ウエイトハンディは上位を狙うチームにとっては避けて通れないもの。想定していた通り、公式練習から、今シーズンはまだ多くのウエイトを積んでいないGTA独自のマザーシャシ勢やJAF勢が上位の多くを占めることになった。参考タイムながら、No.7 Studie BMW Z4は1分21秒185で15番手タイム。トップは1分20秒038のNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTだった。

 そんな状況で迎えた予選Q1。Q2へ突破できるのは上位13台。コースが狭く抜きどころないスポーツランドSUGOにおいて、Q2進出は上位入賞に絶対条件と考えたチームはQ1に荒 聖治を投入する。Q1が熾烈な争いになることは各チーム共通の認識だったようで、結果的にはQ2へ進んだ13チーム中8チームがエースドライバーをQ1へ投入していた。1分20秒台がQ2進出へのボーダーラインになる。荒 聖治は公式練習のトップチームとほぼ同じ1分20秒042をマーク。ところが8台ものマシンが1分20秒を切ってきた。ここからは、20秒台のごくわずかなタイム差が命運を分けることに。No.7 Studie BMW Z4は9番手タイムに残りQ1突破。同じくBMW Z4 GT3を駆るNo.51 JMS LMcorsa Z4は1000分の8秒届かず、Q1敗退を喫した。

 決勝を闘いぬくために最低条件となるQ2進出を果たし、さらなる上位を目指してヨルグ・ミューラーがコースに出た。タイヤは決勝レースでも使いたいミディアムタイヤを使用(Q1かQ2で履いたタイヤは決勝レースでも使用される。どちらかになるかは予選後の抽選)。瞬発力のあるJAF勢やマザーシャシ勢が上位にあるのは仕方ないにしても、同じGT3勢は前にいるとパッシングが難しい(直線スピードが速いいっぽう、コーナーで前を塞ぐのでNo.7 Studie BMW Z4のタイムが伸びない)ので、トップを行くマシンなどとのタイム差が開いてしまうからだ。Q2の結果は1分20秒602で9番手。なんとトップタイムから7番手までがコースレコードをマークする激戦区だったことを考えると、十分に健闘したポジションだ。なにより決勝のレース運びにおいて、勝機のあるスタート順位だ。


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