2月11日に静岡県御殿場市が市制施行60周年を迎えたことを記念して、市職員の有志がレーシングチームを結成。スーパーバイザーにトムスの関谷正徳監督を迎えたこのチームが、14日に富士スピードウェイで開催された『Eco Car Cup 2015 Valentine‘s Day』に参戦した。
今回のチームは、市の消防団員を中心とした職員の有志10名が「レース業界の当事者になって、楽しんでみる」というテーマで結成したもの。チームのスーパーバイザーを務めた関谷監督は昨年、市消防団員に向けて「チャンピオン獲得に必要な『力』とは 〜レースとは『組織力』の戦いだ〜」と題した講演を行っており、それがきっかけとなってこの就任に結びついたのだという。
さらにチームは、御殿場に拠点を置く『AUTO FACTORY』をテクニカルアドバイザーに迎え、2台体制で14日のEco Car Cupに参戦。3時間耐久のChallenge180には、地元FM局『富士山GOGOエフエム』の周波数である86.3MHZにちなんで、カーナンバー863のプリウスを投入。また1時間耐久のEnjoy60には、市制施行60周年にちなんでカーナンバーを60、エントリー名『御殿場市制60周年記念Go!』としたインサイトで参戦した。
結果は下位となったものの、スーパーバイザーの関谷監督は「結果が良いにこしたことはないですが、一番大切なのは“楽しかったこと”で、それを感じられたことが最高の喜びですね」と、チームの奮闘を労った。
ちなみに、14日に開催されたEco Car Cupでは、小山町役場や裾野市役所もチームを結成して参加。御殿場市職員チームとともにイベントを盛り上げていた。