スーパー耐久シリーズ第6戦は22日、鈴鹿サーキットで決勝レース2が行われ、28号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3を駆る片岡龍也が鮮やかな逆転優勝を飾った。

 WTCC世界ツーリングカー選手権の併催レースとして開催されているスーパー耐久鈴鹿は、40分×3レースの2レース目を迎えた。Aドライバーの予選順位でスタートするこのレース2はレース1同様ピットストップのないスプリントレースで争われる。

 迎えた午前9時45分からの決勝は、ポールスタートの81号車GTNET ADVAN NISSAN GT-Rの青木孝行がうまいスタートをみせて1コーナーのトップを守ったが、2番手スタートだった8号車もり山 R8 LMS ultra からあげの荒聖治は、3番手の28号車を駆る片岡のプレッシャーにさらされ、2周目の1コーナーで早くもオーバーテイクを許してしまう。

 すると、勢いにのる28号車の片岡は前方を走るトップ青木との差を徐々に縮め、5周目にはコンマ4秒差まで迫る。その後、トップの青木は周回遅れのマシンを利用してなんとか片岡の追い上げをかわすが、10周目を迎えると激しい上位争いを繰り広げるST-3クラスの集団につかまり、片岡から再びプッシュを受けることとなった。

 このトップバトルでは2番手の片岡が完全に主導権を握り、数周にわたってオーバーテイクの機会をじっくりうかがう。そして、12周目のヘアピンで81号車に並びかけると、直後の立ち上がりでついにトップを奪取。そのまま終盤も後続との差を2秒前後で保ち続けた片岡は、危なげなく19周目のトップチェッカーを受けた。

 GT3クラスの2位は81号車の青木、3位には8号車の荒が入った。1台エントリーのST-1クラス9号車Faust Racing BMW Z4の佐藤茂は総合6位でフィニッシュ。フォーメーションラップでトップスタートの59号車STURM・MOTUL.EDインプレッサ(大澤学)がオイル漏れでストップしたST-2クラスは、20号車RSオガワADVANランサーの阪口良平がレース1に続く2連勝を達成した。
 ST-3クラスは15号車岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34の田中哲也、ST-4クラスは41号車TRACY SPORTS ings S2000の植松忠雄、ST-5クラスは36号車エンドレスアドバントラストヴィッツの井尻薫がそれぞれ勝利している。

本日のレースクイーン

伊達望だてのぞみ
2025年 / スーパー耐久
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