3月1日、都内で全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦するTeam KYGNUS SUNOCOの体制発表会が開催された。今シーズンは、土沼廣芳を監督に、8号車はロイック・デュバルとアンドレア・カルダレッリ、7号車は平川亮をドライバーとして2台体制でスーパーフォーミュラに参戦することを発表した。
先月25日に行われたトヨタの体制発表で、すでにドライバーが発表されていたTeam KYGNUS SUNOCO。発表会では、今季のチーム体制が改めて発表された。
2013年のチームメンバーを紹介した土沼監督は、「今年は2台体制ということで優勝はもちろん、シリーズタイトル、チームタイトルを目指して頑張りたい。また監督として、フォーミュラカーの美しさ、モータースポーツの非日常の楽しさを皆さんに伝えながら活動していきたい」と語る。
8号車Team KYGNUS SUNOCOには、昨年チームに加入したデュバルが引き続き継続。山田健二エンジニアと2年目のコンビを組む。デュバルは、アウディから世界耐久選手権にも参戦するため、開幕戦と最終戦の鈴鹿はカルダレッリが代わりにステアリングを握る。
「今年は残念ながら第2戦から第6戦までの参戦で全戦は戦えない状況にあり、こうした状況をチームやスポンサーに理解していただき、ありがたく思っている。昨年も後半からいい流れが来ているので、今年は必ず、そしてできるだけ多くの優勝を狙ってチーム一丸で戦っていきたい」とデュバル。
第1戦、第7戦に参戦するカルダレッリは、「このチャンスをくれたチームやスポンサーの方々に感謝したい。この機会を必ず活かして、第1戦から優勝もしくは表彰台という上の目標をもって、できるだけ多くのポイントを獲得したい」とコメント。
宇宙戦艦ヤマトのロゴをマシンに付ける7号車Team KYGNUS SUNOCOヤマトは、去年の全日本F3チャンピオン平川がドライバーを務める。
「今年は、スーパーフォーミュラ初参戦の年で、チームメイトも素晴らしいドライバーで恵まれているので、まずは優勝できるように戦っていきたい。4日から鈴鹿で合同テストが始まるが、スーパーフォーミュラでの鈴鹿のイメージに馴れたい。富士での合同テストもあり、開幕までにスーパーフォーミュラというマシンに馴れて、良い走りをしたい」と平川は意気込みを語る。
宇宙戦艦ヤマトをマシンに付けて走ることに関して土沼監督は、「次世代の子供にアピールするために7号車には宇宙戦艦ヤマトのロゴが付きます。宇宙戦艦ヤマトを見て育ったヤマト世代でモータースポーツ好きのお父さんにとって、そのお子さんとのコミュニケーションツールになればうれしいですね」と語っており、サーキットではサイドに描かれた宇宙戦艦ヤマトにも注目してほしい。
またチームのレースクイーンには、新しく2013年キグナスサーキットレディには小笠原祐子さんが、2013年SUNOCOイメージガール熊本恵さんが選ばれ、チーム体制発表会にも登場した。
