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フォルクスワーゲン、北米国際自動車ショーで
「クロスクーペ GTE」をワールドプレミア
● 米国市場向けに新しいデザイン言語をまとったSUVコンセプトカー
● プラグインハイブリッド システムと4輪駆動を採用した5人乗りのミッドサイズSUV、システムパワーは 265kW/360PS
ウォルフスブルグ/デトロイト(米国)、2015年1月12日デトロイトで開催されている新春恒例の北米国際自動車ショー(NAIAS)に、今年も世界中から自動車の専門家たちが集います。今年、フォルクスワーゲンは、出展のハイライトとして、斬新なデザインが特徴の「クロスクーペGTE」を世界初公開しました。5人乗りSUVのこのコンセプトカーは、初めてスポーティかつ経済的なガソリンV6エンジン&プラグインハイブリッドの駆動システムを採用する、最新SUVモデルシリーズの先駆けとなるクルマです。
「グランドパシフィック グレイシア」カラーを纏った「クロスクーペ GTE」は、卓越したエネルギー効率と力強いデザインを兼ね備えたクルマです。そのことは、シャープなエッジが刻まれた長いエンジンフードと、高くそびえるフロントセクションを特徴とするエクステリアデザインによって、とりわけ明確に示されています。また、後方にずらされたAピラーと、ハッチバックのように傾斜の強いCピラーにより構成されたサイドプロフィールもまた、スポーティでエクスクルーシブなデザインを演出すると同時に、SUVらしい堅牢感も備えたエクステリアのイメージを形成しています。さらに、大型22インチの光沢仕上げ10スポークアロイホイールが、エクステリアをより完璧なものに仕上げています。
新しいデザイン言語に基づいた表現はまた、「クロスクーペ GTE」のインテリアにも見ることができます。例えば、徹底した水平基調で構成されたインストルメントパネルは、清潔感のある配置とともに、広々としてかつ先進的な雰囲気を醸し出しています。そのような雰囲気作りには、切れ目なく一体化したディスプレやクロームパーツも貢献していますが、インタラクティブなジェスチャーコントロール機能を備えたインテリアは、情報提供と操作性の分野でも新しい地平を切り開いています。
洗練されたツートーンカラーのナッパレザーを用いたスポーツシートは、暗色の「インクブルー」を用いた周辺部がバケット効果をもたらす一方、中央部分には穿孔レザーを採用して通気性を確保しています。さらに、リヤシートのヘッドレストには、タブレット端末用のアタッチメントを取り付けました。フォルクスワーゲンの「メディアコントロール」アプリを使うことで、WLANを介し、タブレット端末から様々なインフォテイメント機能にアクセスすることが可能となります。
「クロスクーペGTE」は、3.6リッターV6ガソリンエンジンと2つの電気モーターによって駆動されます。直噴システムを採用したV型6気筒エンジン(FSI)は、206kW/280PSの最高出力と350Nmの最大トルクを生み出します。一方、2つの電気モーターもそれぞれ40kW/220Nm、85kW/270Nmの出力/トルクを発揮します。システムの合計出力は265kW/360PSです。システムパワーがフルに発揮された場合、「クロスクーペGTE」の最高速度は209km/hに達し、静止状態から60mph(97km/h)までわずか6.0秒で加速することができます。また、センタートンネルにエネルギー容量14.1kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載することにより、32kmまでの距離であれば、純粋に電気モーターだけでゼロエミッション走行することができます。
ドライバーがGTEボタンを押して、「GTEモード」に切り替えれば、このコンセプトカーは極めて敏捷な運動性能を発揮します。このモードにすると、アクセルペダルの反応、ギアボックスの変速プログラム、ステアリングの特性がそれぞれよりスポーティな方向に切り替わり、さらに、加速時には直噴V6エンジンと電気モーターが協調して働いて、システムの最大パワー/トルクが発揮されるようになります。
昨年デトロイトで公開されたコンセプトカーの「クロスブルー」に続き、今回の「クロスクーペ GTE」は、モジュラートランスバースマトリックス(MQB)に基づいたフォルクスワーゲンの新世代ミッドサイズSUVモデルシリーズを、さらに進化させたクルマとなっています。フォルクスワーゲンのチャタヌーガ工場で生産される「クロスブルー」の生産型モデルは、来年発表される予定となっています。
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