スーパーGT第6戦は8日、富士スピードウェイで66周の決勝レースが行われ、立川祐路/平手晃平組ZENT CERUMO SC430が荒れた展開となったレースを制し、今季初優勝を飾った。

 午前中に降った雨も止み、青空も見えるまでに天候が回復した富士スピードウェイ。シリーズ争いの中でも重要なラウンドとなるスーパーGT第6戦富士の決勝は、過ごしやすい天候の下、ドライコンディションでのスタートとなった。

 GT500クラスは、スタートをポールシッターのZENT CERUMO SC430が決め、スターターを務めた平手晃平がファステストラップをたたき出しながらリードを築き始める。一方、3番手スタートのウイダー モデューロ HSV-010は序盤からペースが上がらず、8周目の1コーナーでRAYBRIG HSV-010にかわされると、少しずつポジションを落としていってしまう。

 トップの平手は少しずつギャップを築くも、上位は僅差のラップタイムで、なかなかギャップは広がっていかない。中団グループ以降も各所で激しいバトルが展開されていくが、そんな中19周目のメインストレートで、道上龍がドライブしていたEpson HSV-010の左リヤタイヤがバースト。道上はスピンを喫してしまう。

 Epson HSV-010はメインストレートのガードレールにサイドからクラッシュ。ただ、2012年に富士で発生したティム・ベルグマイスターが負傷したクラッシュの時とは異なり、道上は自力でマシンから脱出。ただストレート上に大きなデブリが落下してしまったため、この回収のためにセーフティカーが導入された。

 このSCは、ちょうどGT500クラスにとってはルーティンのピットストップが可能なタイミング。SC中のピットがオープンとなると、GT500クラスはD'station ADVAN GT-R以外の全車がピットへ! ピット作業の勝負となった。

 各車がピットから出てくると、ピットイン組の中でトップに立ったのは、序盤本山哲がジワジワとポジションを上げていたREITO MOLA GT-R。次いでZENT CERUMO SC430、KEIHIN HSV-010、KeePer TOM'S SC430と続いていく。しかし、リスタート後ZENTはKEIHIN HSV-010、KeePer TOM'S SC430にかわされ、ポジションを落としてしまった。

 SC時のステイアウトを選択したD'station ADVAN GT-Rだが、ピットインのタイミングは非常に悩ましいものになる。31周目あたりから雨が降り始め、コースはかなりスリッピーな状況に。しかしチェンジオーバーのタイムには至らず、そのままアンダーグリーンでピットへに向かった。

 一方、その後方につけていたREITO MOLA GT-Rだが、SC明けのリスタート時に反則スタートがあったとしてドライブスルーペナルティを取られてしまう。これでKEIHIN HSV-010が首位に立つが、KeePer TOM'S SC430をを抜き返したZENT SC430を駆る立川祐路が、43周目のストレート上でKEIHINをパス。トップに返り咲いた。

 上位陣は僅差のまま終盤戦を迎えていくものの、立川は落ち着いたレース運びでKEIHINを駆る塚越広大とのギャップをコントロール。今季の不運を払拭する初勝利を飾った。2位はKEIHIN HSV-010、3位はKeePer TOM'S SC430という結果に。KEIHINは開幕戦以来、KeePerは第4戦SUGO以来の表彰台となった。

 ポイントランキングでは、後半追い上げ5位に入ったウイダー モデューロ HSV-010、6位のカルソニックIMPUL GT-Rがともに46ポイントに。9位となったMOTUL AUTECH GT-Rが44ポイント。今回優勝したZENTが43ポイントとなっている。

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