■モトヤマドットネツト:決勝レポート S-GT RD4  「INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」  

6月20日(日) 天候:晴れ時々曇り 路面:ドライ 気温:34℃ 路面温度:41℃(決勝開始時)

 土曜日と同様、決勝が行われる日曜日も高温多湿の“セパン日和"となった。前日、公式予選終了後に23号車「MOTUL AUTECH GT-R」の本山哲は、「決勝では12号車とGT-Rでの1-2フィニッシュを目指します」と語っていたが、この日午前10時45分から行われたフリー走行ではブノワ・トレルイエが1'58.831のトップタイム、本山も1'59.681の好タイムをマーク。これは2位のベストよりも速く、午後に行われるレースでは、 前日のコメント以上の活躍が予想された。なお初大会から11年、10戦目(03年はサーズの影響で開催がキャンセルされた)を迎え、 マレーシアでもスーパーGTの人気は定着したようで、決勝日には3万人近いファンが詰めかけ、熱戦への期待はいやが上にも高まっていった。

 23号車GT-Rには、今回から新スペックのエンジンが搭載されている。前日の予選では、これが威力を発揮した格好となり、この決勝でも武器となるだろう。予定通り午後4時にフォーメーションラップが始まり、1周のローリングラップを終えた後、いよいよ決勝のスタートが切られた。

 本山がスタートを担当する23号車はまず、3番グリッドから2位浮上を狙い5周目の最終コーナーで仕掛けていくが立ち上がりでややオーバーラン、後続に先行を許してしまう。その後はバックマーカーと出会うタイミングが悪く、なかなか中団グループからの浮上が許されなかった。ここでチームは本山からの情報を聞き作戦を変更。ルーティンのピットインを予定より少し早めることになった。

 22周を終えたところで本山がピットイン。ガソリン補給&タイヤ交換を素早く行うと、代わったブノワが脱兎のごとくピットを後にする。その後上位陣は次々にルーティンのピットインを行っていく。23号車はここから反撃に転じる。ブノワがピットアウト直後の一台をパス。さらにもう一台をパスし、ポジションをどんどん上げていく。上位陣で最後のルーティンピットとなったマシンがコースに復帰した時、23号車の順位は3位となった

 その後トップ3に変化があったのは37周目の2コーナー。トップと2位のマシンが競り合い両車スピン。すぐに再スタートが切られたものの、ここにうまくブノワが割って入り23号車は2位にポジションアップすることに成功、ブノワはさらにトップを追い詰める。ところがテール・トゥ・ノーズに持ち込んだ39周目、最終コーナーで絡んでしまい後退してしまう。さらにはその接触にドライビングスルーペナルティが課せられ23号車は4位まで後退してしまった。しかし諦めることなく最後まで猛チャージを続けたブノワは、ラスト2周で2台をパスし、2位でチェッカー。紆余曲折を経て、第4戦で今季初表彰台を達成した。

 勝てたかも知れない悔しさは残るが、 前回の富士まで不運に振り回され結果が出なかったことを考えれば、この表彰台獲得で流れが切り替えられたともいえる。飛躍的に向上したマシンパフォーマンスと上昇気流。後半戦での反撃に期待を抱かせる一戦だったことは間違いない

●本山 哲のコメント
「スタート直後の1コーナー、そして5周目の最終コーナーと2度仕掛けたのですが、どうしても前に行くことが出来ず、逆に5周目は自分のラインがなくなりオーバーラン。ポジションを落としてしまいました。それからは300のマシンに出会うタイミングが悪く、ペースが上がらなかったですね。ただ後半はいい状態で走れるよう、いろいろな情報をチームに伝え、あとはベンちゃんに頑張ってもらうという作戦で早目にピットインしました。クルマは今回、エンジン、タイヤとも良くて、パフォーマンスとしてもみんなが頑張ってきたことがやっと報われる形になったし、優勝も見えていたんですけどね……。でも、最後の最後で2位になれて良かった。今季初表彰台でホッとしています。この調子で次戦こそ優勝したいと思います。応援よろしくお願いします!」

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