スーパーGT500クラスに参戦する3メーカーの合同テストが19日、鈴鹿サーキットで開幕し、午前のセッションはブノワ・トレルイエがドライブする3号車GT-Rがトップタイムとなった。2番手は18号車HSV-010 GTとなっている。

 ここ数日に比べると温暖な天候に恵まれた鈴鹿サーキット。朝から一般のファンが観覧に訪れるなど、注目のHSV-010 GTの登場もあり注目が集まる中、午前10時からのセッションがスタートした。今回のテストに参加しているのは、SC430が5台、GT-Rが23号車と3号車の2台。HSV-010 GTが5台。GT300クラスのJIMGAINERからは、11号車と昨年アジアン・ル・マン岡山に登場した85号車のFIA GT2仕様が用意されている。

 この他に、ニッサン陣営のピットにはFIA GT1仕様のGT-Rが1台、スーパー耐久仕様と思われるGT-Rが1台ピットに入っている。

 HSV-010 GT陣営は、序盤はピットイン、アウトを繰り返しながら少しずつ走行距離を増やしていく形でセッションが推移。ほとんどのチームでエースドライバーが中心にドライブしていたようだが、ピットインする度に即座にシャッターが閉められ、物々しい雰囲気のセッションとなった。

 ホンダ勢はストレートで快音を響かせながら走行したが、セッション終盤に18号車童夢のマシンが逆バンク付近でコースサイドにストップする場面が見られている。

 GT-R勢の2台は、どちらもミシュランタイヤを装着しての走行。マシンはどちらもニスモがメンテナンスを行っており、3号車にブノワ・トレルイエが乗り込み、23号車を本山哲がドライブした。途中、トレルイエがコースオフしたようで、スポンジバリアに接触した跡をつけてピットに戻る場面も。また、終盤に本山が2コーナーでストップ。23号車はローダーに乗りピットへ戻った。

 SC430勢は、多くのマシンが09年最終戦で登場した空力パッケージをトライ。また、PETRONAS TOM'S SC430は誇らしげにゼッケン1番を装着しての走行となった。SC430勢の中では、6号車ENEOS SC430に終盤脇阪寿一が乗り込む場面も見られている。

 なお、SC430勢とGT300クラスのJIMGAINER ADVAN F430はこのセッションでタイムが表示されず。HSV-010 GT、GT-Rとの直接のタイム比較はならなかったが、トップタイムはトレルイエの3号車GT-Rがマークしている。

本日のレースクイーン

伊達望だてのぞみ
2025年 / スーパー耐久
クイーンズエンジェルス
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