Team KYGNUS SUNOCO
Formula NIPPON RACE REPORT
FUJI SPRINT CUP
DRIVER:LOIC DUVAL
CIRCUIT:1LAP=4.563km
RACE:22LAPS(100.386km)
今年で3度目の開催となるJAFグランプリ・富士スプリントカップ。22周という短距離で行われるレース、そして予選は1台ずつがタイムアタックを行うスペシャルステージと、シリーズ戦とはまた違った趣向の一戦が、今年もフリー走行、予選、決勝の各1日、計3日間で開催された。
11月17日(土)、前日からの予報通り朝から小雨が降り止まず、気温9℃、路面温度9℃という冷え込んだコンディションでスペシャルステージ開始の10:05を迎えた。このタイムアタックには、今年のシリーズランキングの逆順で1台ずつがコースインし、アウトラップの1周、ウォームアップを1周、そしてタイムアタックの1周をこなし、クールダウンの1周と、合計4周の周回を順次行う。ランキング6位のデュバルは13番目に出走。ピットを出る直前までニュータイヤを使うか否かの選択に悩まされたが、結局ユーズドのウェットタイヤを装着してコースイン。スペシャルステージの開始時には小雨だったのが一時雨脚を強め、ちょうどデュバルが出走したのは運悪くその雨量の増したタイミングであった。渾身のアタックで1’43.178を叩き出すも、その後雨が小降りになってコンディションが好転したことも影響し、最終的に8位となって予選を終えた。
11月18日(日)は雨が上がって快晴の一日となった。フォーメーションラップの開始は12:00。気温15℃、路面温度22℃のコンディションのもと、いよいよ今年の集大成とも言える最後の一戦がスタートした。デュバルは抜群のスタートを決め、オープニングラップを終えて4番手まで一気に順位を上げる。その勢いを保ったまま前車との差を周回ごとに縮めていき、10周を過ぎて前車との差は0.9秒となる。しかしデュバルはマシンのオーバーステアに悩まされながら周回を重ねており、3台による僅差の2番手争いを繰り広げながら、実際は前に出るのは難しいという状況であった。トップが独走する一方、2位争いは膠着状態のまま、デュバルは4位でチェッカーを受けることとなった。しかしレース終了後の車検結果でトップチェッカーを受けた選手が失格となったことにより、デュバルの順位は1つ繰り上がり、結果3位表彰台を獲得。シリーズ戦からの3戦連続表彰台獲得で2012年シーズンを締めくくった。
⇒ロイック・デュバルのコメント:
「予選ではちょうど雨の多いタイミングで走らなければならなかったのは不運でした。あのコンディションでは8位を取ることが精一杯でした。レースは良いスタートを決めて、1コーナーで5番手に上がり、他車がダメージを負ってしまってスローダウンしたことでさらに4番手に順位を上げました。その後は2位争いで3台が接近戦になったのですが、最後の区間(セクター3)でまったく調子が良くなくて、オーバーテイクのチャンスがなかったんです。結局車検での失格があって3番手になれて、表彰台を獲得できて良かったです。菅生、鈴鹿、この富士スプリントカップと連続での表彰台獲得が示しているように、マシンはどんどん改良され、良い結果を残せています。冬のシーズンオフは来シーズンさらに強くなるために、全員でしっかり準備を整えます。」
⇒土屋武士 監督のコメント:
「今年最後のビッグイベントとなるJAFグランプリで、是が非でも優勝したいという気持ちで臨みました。走り出しからトップとの差が大きかったのですが、予選はロイックの得意な雨のコンディションとなり期待を持っていました。しかしロイックを含めた前後3台くらいが出走するタイミングでちょうど雨が多くなり、雨の得意なロイックをもってしても8位を取るしかできない状況でした。天気ばかりはどうしようもなく、この結果も仕方ないと思いますが、優勝を狙っていた自分たちにとってはすごくショックな出来事でした。今回のレースはスプリントレースのため、グリッドそしてスタートがすごく重要になるのですが、ロイックは8番手から今年一番の良いスタートを決めてくれ、期待の持てる展開になりました。しかしそこから前には強豪たちが待っており、なかなか簡単に前に行かせてはもらえず、4位のままで終わる結果となりました。その後の車検により3位に繰り上がり表彰台を獲得でき、連続の表彰台獲得を大変嬉しく思います。しかしここでも目指していた優勝に手が届かなかったことは本当に残念ですし、自分たちの力不足を反省しつつ、ここからのシーズンオフでさらに精進して行きたいと思います。一年間ご支援、ご声援ありがとうございました。」
