Team KYGNUS SUNOCO

Formula NIPPON 2012 series
RACE REPORT

Round5-TWIN RING MOTEGI
DRIVER:LOIC DUVAL
CIRCUIT:1LAP=4.801379km
RACE:52LAPS(249.671km)

 シリーズ後半戦に差し掛かった第5戦は、夏真っ盛りのツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された。

 8月4日(土)、予選日のこの日は一日を通して快晴、暑い一日となった。ノックアウト予選Q1は13:30~13:50の20分間で 行われた。開始時の気温31℃、路面温度42℃。デュバルは開始後ほどなく中古タイヤでコースインすると、いきなりその時点でのトップタイムを叩き出す。セッション最後にニュータイヤで行ったアタックでも1'34.679のタイムでトップを獲得し、順調にQ2へ駒を進めた。Q2は14:00~14:07の7分間で、Q1の上位13台によって行われた。このセッションに臨むにあたっては特にマシンのアジャストは行わず、残り時間が5分台に差し掛かったところでコースイン。Q1からのタイムアップは叶わなかったが1'35.168で6番手、Q3への通過を決めた。Q3は14:17~14:24の7分間。ここでも残り時間が5分に近づいた頃にコースイン。渾身のアタックを行うもQ1で叩き出した自身のタイムに届かず、1'34.824で6番手、決勝グリッドが決定した。

 8月5日(日)、天気の崩れはなく、引き続き快晴の一日となった。決勝レースのフォーメーションラップは14:00にスタート。気温34℃、路面温度52℃という猛暑の中、一周の隊列走行を終えるといよいよスタートの時を迎えた。デュバルは上手くスタートを決めたがポジションアップにはつながらず、6番手キープでオープニングラップを終える。何とかポジションアップを計りたいデュバルは、前車との差を1秒以下と詰めた状態で周回を重ねるが、とにかく抜けないサーキットと言われるこのもてぎでは、前車をオーバーテイクすることは余程のことがない限り難しい。10周を過ぎると、早くもタイヤの状態が厳しくなり、デュバルと前車との差は少しずつ開き始める。ポジションアップのための戦略の1つがピットインのタイミングであるため、前後のマシンとのタイミングで上手くピットに入れようと試みた。しかし24周を終えたタイミングでピットインし、給油、タイヤ交換をハイペースで済ませてコースに復帰すると1台に先行されており、全車ピットインを済ませたところで7番手と痛恨のポジションダウン。終盤は自己ベストタイムを更新しながらハイペースで前を追うが、最終ラップのまさにチェッカーを受ける直前に、トラブルのためスローダウンしていたマシンをパスし、1つポジションを上げて 6位でチェッカーを受けた。

⇒ロイック・デュバルのコメント:
「良いスタートを決められましたが、前で2台がバトルしていて抜くことができず、序盤10周ほどはそこに付いていくしかありませんでした。10周を過ぎた頃からリアタイヤのグリップが少しずつ厳しくなって、前を追うのが難しくなりました。ピットに入るタイミングは失敗でしたね。もしピットインが上手く行っていれば、2つくらいはポジションが違っていたと思います。結局ピットインで順位を1つ落とすことになりましたが、クルマのほうは前半よりも後半のほうが若干良くなっていました。しかしそれも前車をオーバーテイクできるほどではなく、最後にトラブルの出ていた前車をかわして1つポジションを上げ、貴重な3ポイントを得られました。次の菅生では必ず表彰台を狙います。」

⇒土屋武士 監督のコメント:
「もてぎはロイック自身も得意としているサーキットであり、前回の富士戦も、結果には結びつかなかったもののパフォーマンスはとても良かったので、今回は十分期待を込めてレースウィークを迎えました。予選ではQ1でトップタイムを獲得したので、Q2、Q3とマシンは何も変えることなく進んだのですが、にも関わらずQ2で急にマシンのバランスが変わってしまった ようで、Q3ではコンディションが良くなり周りがタイムを上げていく中、ロイックはタイムを上げられませんでした。この 原因はまだチームでもつかめていません。決勝では、抜きづらいコースだけにピット作業で1つでもポジションを上げられればと思っていましたが、入れたタイミングが悪く、逆にポジションを1つ落とすことになったのは残念でした。ゴール直前で前車のトラブルにより6位に上がって、何とか良い終わり方ができたかなと思います。これから次戦の菅生に向けてさらに努力し、必勝体制で臨むつもりです。応援ありがとうございました。」

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