カルソニックIMPUL GT-Rが6位入賞。ランキング・トップタイに
SUPER GT第6戦 レースレポート

9月8日 富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)
 9月8日(日)に富士スピードウェイにてSUPER GT第6戦決勝レースが開催され、予選14番手からレースをスタートした#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が6位入賞。選手権ランキング・トップタイ(同点2位)になりました。

 霧雨で朝を迎えたこの日でしたが、3万人を超える多くのレースファンが富士スピードウェイを訪れました。レース前のピットウォークやグリッドウォークの時間帯には青空が広がり、このままドライコンディションでレースは進行するかと思われました。14時にフォーメーションラップのローリングが開始され、300km決戦の火ぶたが切って落とされました。

 日産陣営では、#1 REITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)が最上位の7番グリッド、これに#24 D'station ADVAN GT-R(安田裕信/ミハエル・クルム)、#23 MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が続きます。第3戦セパンで1勝し、選手権ランキング2位につけている#12 カルソニックIMPUL GT-Rは82kgものハンディウエイトを積んでおり、予選結果は14位でした。

 決勝レースは、序盤にストレートでタイヤをバーストさせたマシンがあったため、落下物の除去のためにセーフティカー(SC)が導入されることになりました。これがそののち、各チームの明暗を大きく左右することになります。24周目のレース再開時に各車はピットインし、タイヤ交換とドライバー交代を済ませました。その時点で13位を走行していた#12 GT-Rも同様に松田からオリベイラに交代し、レースに戻ります。

 その後、オリベイラは上位車のピットインなどに助けられ、27周目には10位にまでポジションをあげることができました。その後スピードウェイには雨が降り、また、序盤のSC後にコース上に残って走り続けたマシンがピットインするなどしたため、終盤へと向かう43周目には6位にまで浮上しました。その後、オリベイラは安定したペースでポジションを守り抜き、6位入賞を果たしました。この結果、#18 HSVと同ポイントのランキング2位となり、チャンピオン獲得に最も近い位置で終盤2戦に臨むことになりました。

 今回グランドスタンドの日産応援席を湧かせたのは、#24 D'station ADVAN GT-Rと#1 REITO MOLA GT-Rの2台でした。#1 GT-Rは、本山がレースをスタート。7位の位置から虎視眈々と上位進出を狙い、10周目の第1コーナーで先行車の隙をついて一挙2台抜きを見せます。その後、SCラップ明けに最も素早くコースに戻り、2位につけます。これにはグランドスタンドからは大きなどよめきが生まれました。

 しかし、その後、リスタート後の#1 GT-Rの追い抜きが違反と判定され、ドライブスルーペナルティが課せられてしまいました。これによって順位を大きく落としますが、関口は猛然と挽回をはかり、終盤には次々と上位車をパス。69周目のフィニッシュラインを7位で駆け抜けました。一方の#24 GT-Rは、安田がなるべく多くの周回を走る作戦をとりました。そのため、レース中盤はしばらくリーダーボードのトップに「24」が表示され続けました。

 その後、ヘビーな雨が降ると流れは大きく#24 GT-Rに味方したかもしれませんが、降った雨は路面を湿らせる程度でやがて路面は乾いていきます。42周目に安田はピットイン。交代したクルムは、10位でレースを終えました。

 NISMOの#23 GT-Rは、GT500車両中最も重いハンディウエイト84kgを搭載していたため、苦しい展開は予想されていました。9番グリッドからクインタレッリがレースをスタートし、12位を走行中の23周目に柳田に交代。中盤以降は8位を走行しましたが、終盤に9位となりそのままゴールを迎えました。

 NISSAN GT-R NISMO GT3が5台出場するGT300クラスでは、#3 S Road NDDP GT-R(星野一樹/佐々木大樹)が2位フロントロウからレースをスタートし、佐々木がホールショットを決めて序盤はトップを快走。SC中断までレースをリードしました。SC後のピットインで順位を落としましたが、後半を担当した星野が終盤にハイペースで上位車を追い上げ、5位でレースを終えました。

チームIMPUL 星野一義監督
「クルマの調子がよくない状況でも、チームは素晴らしい仕事をしてくれました。セパンでも鈴鹿でもそうでしたが、ベストな状況ではなくてもここまではチーム一丸となってポイントを拾って来ています。レース中は胃が痛くて仕方がないけれど、これもレース。残り2戦は、再出発のつもりで力一杯戦います」

#12 GT-Rドライバー 松田次生
「クルマが重いということもあり序盤から苦戦を強いられたのですが、JP(オリベイラ)が素晴らしい走りをしてくれました。ピットインのタイミングもチームがいい判断をしましたし、完璧でした。首位と同ポイントに立ったとはいえ、もっとクルマのセッティングを詰めていかないといけないでしょう。残り2戦、全力で走るだけです」

#12 GT-Rドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
「(SC導入のため)早めのピットインだったこともあり、僕の担当周回は40周も残っていてタイヤを大事にしながら走ろうと思っていました。でも、今日の状況ではタイヤも減らないから大丈夫だと次生からの無線もあったので、ガンガンプッシュして走りました。予選の順位を考えれば6位という結果は素晴らしいです」

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