タイヤトラブルで後方スタートの里見乃亜が追い上げて5位に
武村和希は1周目のスピンから挽回し、6位でゴール
スーパーFJもてぎ選手権第3戦
5月11日
ツインリンクもてぎ
4.801km
とちぎル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJのもてぎシリーズ第3戦が、5月11日にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催され、里見乃亜と武村和希が出場した。ここまでの2戦、ふたりとも入賞を重ねており、里見は2位と3位、そして武村は10位と7位という結果を残している。今季の初優勝と目指すタイトル獲得に向け、同時開催のF3に参戦する先輩たちも見守る一戦に臨んだ。
予選
5月11日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
このレースウィークは、金曜日の練習中こそ一時的な強い雨に見舞われたが、それ以外は絶えずコンディションに恵まれ、爽やかな青空の下での走行となった。入念に練習走行、セッティングを重ねた後、挑んだ予選ではそれほどタイヤのウォームアップに時間を裂くことなく、さっそくアタックを開始する。まずは里見が2分4秒746を、武村が5秒595を記録し、立ち上がりは上々。そのままタイムを更新し続けることが期待された。
しかし、その次の周にビクトリーコーナーでストップした車両があり、赤旗が出されて計測は中断。走行が仕切り直されることに。再開後にさっそく武村が4秒187をマークするも、里見は6秒台に留まり、次の周にはピットに戻ってくる。すると右のリヤタイヤの内圧が下がっており、エアを注入してコースに戻すも、バルブそのものが損傷していたため、ダウンヒルストレートで完全に抜けてしまい、コントロール不能となってしまった里見は90度コーナーでコースアウト。一方、武村は4秒台でタイムを刻んでくるが、5周目のタイムがベストとなり、5番手という結果に。
そして里見は赤旗中断前に7番手相当のタイムを記録していたものの、通常予選と決勝を1セットで出場しなければいけないところを、決勝へのタイヤ交換を余儀なくされたことからグリッド降格の裁定を受けることになり、11番手からスタートすることになった。
決勝
5月11日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
今回は試練のレースでもあるが、逆の視線で言えば経験を積んで、自分たちを磨き上げるためのまたとない機会でもある。果たしてどこまで順位を上げてくるのか。予選同様、コンディションには恵まれているものの、前2戦とは異なり、F3との同時開催で異なるラバーが路面に乗って、そういった違った状態にもどう対処するのかも、注目されていた。
武村はややスタートに出遅れ、1台の先行を許したものの、ぴたりと食らいついて早々に再逆転の機会を待つ。だが、その思いが裏目に出てしまい、5コーナーで抜きにかかってスピンを喫す。その混乱を里見は巧みにすり抜け、オープニングラップのうちに6番手にまでジャンプアップ。その段階で2秒以上あった、先行車両との差もじわりじわりと詰めていく。
一方、武村は最後尾まで退くも、わずか1周で1台を抜き、4周目にはトップのスピンと自らも1台を抜いていたこともあって9番手に。里見も5番手に浮上。その後も武村はオーバ―テイクを重ね、8周目には6番手に返り咲く。だが、前を行く里見との差は大きく、わずかに差を詰めるに留まる。またその里見も新品タイヤのためか、中盤までは前車と変わらぬラップタイムでの走行。ようやく皮が剥けてからは一気に前との差を詰めるも、プレッシャーをかけるまでには至らず、そのままチェッカー。その結果、里見は5位で、武村は6位でフィニッシュとなった。
次回のレース、第4戦は7月20日に開催される。2か月以上の、これまでになかった長さのインターバルにやらねばならぬことは少なくない。しっかりと自分を磨き上げて、スタッフと心から喜びを分かち合うことが期待される。
