TOCHIGI Le Beausse Motorsports
SUPER FJ
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久保凛太郎が初のポール・トゥ・ウィンで王座に花を添える
長谷川優太もスタートで2位浮上するも、無念のリタイアに
スーパーFJもてぎ選手権 第6戦 ツインリンクもてぎ(4.801km)
スーパーFJもてぎシリーズ第6戦が、10月13日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催され、久保凛太郎と長谷川優太が出場。この最終戦を待たずしてJAF地方選手権の茂木シリーズでチャンピオンを決めている久保にとっては、凱旋レースも制して花を添えられるか、そして長谷川には第4戦以来の表彰台獲得に、それぞれ期待がかかっていた。
予選
10月13日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
激戦が続いてきたスーパーFJもてぎシリーズも、早いものでこれが最終戦。ドライバーのふたりには、今年1年間の集大成とすべく練習は金曜日から開始し、入念な走り込みが行われた。
日曜日は雲ひとつない快晴に恵まれ、観測史上最も遅い夏日とされた土曜日ほどではないにせよ、半袖でもいられるほど温度は高め。いずれにせよ、10月とは思えない上々のコンディションとなっていた。8時25分から20分間に渡って行われる予選に、久保が先頭で、長谷川も続いてコースイン。それぞれ入念にウォームアップを行い、3周目からアタックを開始する。
早々と2分2秒台に入れた久保は着実にタイムを詰めていき、2秒4でトップに立つが、僅差で2番手がおり予断を許さない状況。だが、いったんクールダウンした後、最終アタックで2秒102を出し、それまでのタイムをコンマ3秒上回ることに成功。ついにポールポジションを獲得することとなった。
一方、アタック2周目に2秒台に入れた長谷川は、6周目に自己ベストとなる2秒840にまでタイムアップ。その後もアタックをこころみるがタイヤのグリップダウンもあり、チェッカーを待たずに走行を終える。久保との間に一台を挟んだとはいえ、3番手は自己最上位。チームにとって悲願のワンツーフィニッシュも狙えるポジションで、決勝へと挑んだ。
決勝
10月13日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
決勝レースも、予選の時と変わらず最高のコンディションの中で行われた。グリッドに着く前には、しっかりスタート練習を行っていた久保と長谷川。初めてのポールスタートの久保は、スムーズな動き出しで1コーナーに飛び込んでいったが2番手のスタートも鋭くインを狙うが、そこはうまく締めてトップで通過すると、トップ争いをする久保と2番手の間に、長谷川が鋭い大外刈りを決めて2コーナーで2番手に浮上。
望まれていた上位独占のワンツー体制が、いきなり果たされることとなった。しかも、オープニングラップでは、長谷川が久保をけん制するシーンも。逆転こそかなわなかったものの、久保にも引けを取らぬ著しい成長ぶりを見せていた。
1周を終えると早くも後続との間隔は広がり、チームメイト同士で一騎討ちの様相を呈するように。その様子を熱っぽく、アナウンサーが場内に響かせていた。ところが、3周目、長谷川が戻って来ない。突然のギヤトラブルで、ヘアピン手前でマシンを止めていたのだ……。その後は完全に久保の独走に。すでについていた2秒の差は、ペースをコントロールしてもなお広がっていき、まったく後方からのプレッシャーを感じることなくフィニッシュ。チャンピオンの貫禄とも言える3勝目を、初めてのポール・トゥ・ウィンで飾ることとなった。
なお、昨年チームからもてぎスーパーFJに参戦し、チャンピオンを獲得。JSSスカラシップによって、F4東日本シリーズに出場している山下健太も、この日3勝目をマーク。4戦3勝という圧倒的な勝率で、見事チャンピオンを獲得することとなった。
チーム監督 坪松唯夫
練習走行では路面が滑りやすく、クルマのセッティングを調整するには良い状況では無かったが最終戦と言うこともあり、ふたりのドライバーの成長を見るうえでデータを共有しながら違う特性のクルマで戦わせる判断をした。予選はタイヤの使い方で勝敗がついたが、ふたりともスピードがあった。決勝での長谷川のトラブルは残念だが、そこまでは期待通りのレースをしてくれ皆を喜ばせた。久保はパーフェクトなレース運びで、チームにとってホームコースの茂木で二年連続チャンピオン獲得に貢献してくれた。
アドバイザー 嵯峨宏紀
一年の締めくくりのレースということで、二人のドライバーには集大成となるべく挑むことを望みました。久保に関しては、ポールポジションからの完璧なレース運びで見事に優勝をすることで一年を締めくくってくれました。一方で、長谷川については、トラブルという事で非常に残念です。チームとしてもワンツーを狙えたチャンスだっただけに非常に悔しいレースでしたが、レースというのは、時にはこういう事もあるので、気を落とさずに、トップ争いができるまでに成長した今回の経験を、今後に生かしてもらいたいです。
Driver 久保凛太郎
すでにチャンピオンを決めていたこともあって、レースに関してはリラックスして、のびのびと臨むことができました。スタートをしっかり決めて、逃げられればいいなと思っていたのですが、序盤、優太君と2台で後ろとの差を広げられたし、最後までワンツーで、絶対うまくいくと思っていたのですが、優太君が止まってしまい残念でした。後半はブレーキが深くなって、タイムのばらつく場面があったのは反省しています。ただ後ろとのペースをコントロールして落ち着いてチェッカーまでもって行けました。今シーズンは、勝てたレース、勝てないレースもありましたが、全てのレースで学ぶことがあり、今までのレース人生の中で、一番充実したシーズンを送ることができました。今年学んだことを、この先に活かしていきます。ありがとうございました。
Driver 長谷川優太
スタートは完璧に決まって、凛太郎君に着いていこうと思って。ちょっとずつ離れてはいったのですが、チャンスあれば行こうと思っていた、その直後にギヤトラブルでV字の立ち上がりで止まってしまいました。チームでワンツーを獲れそうなレースだったし、僕もあわよくば優勝を狙えたレースだったので、すごく悔しいですけど、最終戦でやっとトップ争いができました。まだまだ反省点や改善点は多いですが、トップを狙えるまで成長し、収穫がとてもあった非常に充実したシーズンをおくれました。チームをはじめ、応援してくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
