KYGNUS SUNOCO Team LeMans
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
2015年 SUPER FORMULAシリーズ
第5戦(オートポリス)レースレポート
レース情報
予選(9月12日)
天気:曇り〜晴れ/コース状況:ドライ
気温:20度(15時)路面温度:31度(予選開始時)
予選開始:14時40分
2015年全日本選手権スーパーフォーミュラ、第5戦の開催地は九州が誇る国際サーキット「オートポリス」である。様々な速度域のコーナーが複合的に連なり、大きなアップダウンも伴うなど、難しくてチャレンジングなコースとして知られ、今や世界3大フォーミュラにも数えられるほどのポテンシャルを備えたスーパーフォーミュラマシン「SF14」のスピードが一段と引き立つステージといえよう。残り2大会の舞台となるSUGO、鈴鹿と共通する要素も含むオートポリスだけに、後半戦の勢力図を占うという意味でも大切な一戦だ。チームとしてはそろそろ今季初勝利をつかみとりたいところであり、平川亮と小林可夢偉もそれぞれ自身初優勝を目指す。なお、決勝日に29歳となる小林にとっては「バースデーレース」だ。
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
予選結果:6位(予選Q3ベストタイム:1分27秒430)
朝は曇り気味だったが昼頃には晴れた予選日、平川は予選Q1を2位で突破と好調な出足を見せる。しかしQ2では7位、Q3でも6位と、今季予選最上位タイながらも、やや伸び悩んだ結果に。「Q1のマシンバランスは良かったです。その後はセッティング面に気をとられすぎたかもしれませんね。Q3では自分のミスもあったので、そこが悔しいです」
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
小林可夢偉選手
予選結果:2位(予選Q3ベストタイム:1分27秒009)
オートポリスでの走行経験は、2カ月半ほど前にわずかなテスト機会があっただけの小林。予選日も「バタバタしました」。それでもQ3に進出、「Q3でマシンを今日一番の状態にはできました」と、なんとかまとめてくる勝負強さを発揮した。前戦の3位を更新する、予選自己最高2位を獲得。決勝に向けては「スタートで前(先頭)に出たいですね」と意気込む。
レース情報
決勝(9月13日)
天気:曇り〜晴れ/コース状況:ドライ
気温:20度(15時)路面温度:31度(決勝開始前)
決勝フォーメーション開始:15時00分
決勝レース周回数:54周
#7 ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
平川亮選手
決勝結果:4位(所要時間:1時間23分04秒979、ベストラップ:1分30秒833)
決勝日の天候は、総じて言えば曇り時々晴れといったところ。陽の出方次第で気温、路温は数度動くような状況だった。6番グリッド発進の平川はいいスタートを決め、1周目に5位へとポジションアップして戻ってくることに成功する。数周後、前を走る2号車がフライングスタートによるドライブスルーペナルティを科されたため、平川は4位へ。レース前半、平川は後方の5番手19号車との差を2秒前後にキープしながら、好ペースで4位を守って走り続ける。中盤の29周目に小林がピットインしたことで、平川は暫定的に3位へ。この段階でトップ1号車との差は15秒ほどと、まずまず以上のペースを維持し続けていた。そして35周終了時にピットイン、給油とリヤタイヤ2輪交換をする。チームクルーは8〜9秒の的確な作業で平川をコースへ送り返す。平川は小林の後ろ、実質4位での戦線復帰となった。そして19号車の追撃を封じ切ってゴールを迎え、手応え確かな今季最高の4位、3戦連続ポイントゲットを果たした。
#8 Team KYGNUS SUNOCO SF14
小林可夢偉選手
決勝結果:3位(所要時間:1時間23分02秒734、ベストラップ:1分30秒636)
朝のフリー走行で、他の予選上位陣との比較上、もうひとつラップタイムペースが足りていない状況をつかんだ小林は作戦面で大きなチャレンジを敢行する決断を下す。それは、多くのマシンがほぼ満タンでのスタートを基本とするなか、燃料軽めでスタートする作戦だ。ピットでの給油時間が長くなり、なおかつピットタイミングを選べる幅が狭まる等のリスクも背負うが、勝つためのアグレッシブな選択である。具体的には、軽さを活かしてまさに「スタートで先頭へ」、そして10秒以上の差をピットインまでに開きたい。そのスタート、2番グリッド発進の小林はポールの38号車をかわす。しかし1号車に先行され、2番手で1コーナーへ。抜けないコースで前に1号車、後ろに38号車という接戦状態になり、他車より軽い前半にスパートする作戦は残念ながら機能しなかった。しかも29周目に給油&4輪タイヤ交換をしたあとは2号車の後ろに入る展開となりタイムロス。最終的には1号車の約9秒後方、3位で今季2度目の表彰台となった。
レース情報
平川亮選手のコメント
今回はスタートに重きを置いていました。完璧とはいえませんでしたが、今後に向けて自信をもてるスタートだったと思います。ピットでリヤのみタイヤ交換したあとは、アンダーステアがきつくなり、すぐにはペースを上げられませんでしたね。でも終盤には前後のバランスが取れて、19号車が後ろに迫って来たこととは関係なく、自分のペースが良くなった結果として、4位を守り切ってゴールできました。昨年、雨絡みでの2位はありましたが、今回こそが、参戦3年目で一番「レースできた」という内容だったと思います。次のSUGOもシビアな戦いになると思いますが、データをよく検討して、表彰台を狙います。
小林可夢偉選手のコメント
オートポリスでレースをするのは初めてでしたが、レースウイーク全体としては、わるくはなかったかな、と思います。決勝に向けては、他と同じ作戦で走って勝つのは難しいと思い、スタートにかける燃料軽めの作戦を自分の判断で採りました。誕生日なので運が向いてくれるかな、とも期待しましたが、ピット後に2号車が前にいたりして、そうはいきませんでしたね。スタートもわるくなかったんですけど、1コーナーまでのライン取りの関係で1号車に前に行かれてしまいました。次のSUGOは12年ぶりですが、そういう戦いが続いていくなか、今日の表彰台はポジティブにとらえていいと思います。
土沼監督のコメント
3位と4位ということで、2台ともいいところにいってくれました。チームとして今年一番の内容の戦いができたと思います。小林はスタートでトップに出て後方を10秒引き離したかったんですが、残念ながら1号車に前に出られてしまいました。ピットインのあと、ドライブスルーペナルティで後方に下がっていた2号車の後ろにまわったことも展開的に不運でしたが、ピットタイミングを引っ張ったりはできない作戦なので、やむを得ない面がありましたね。でも、いいレースをしてくれました。平川は素晴らしいスタートで、最終周が自己ベストラップだったと思いますが、今後の自信につながるレースだったでしょう。チームにとっても次につながるレース。SUGOでは2台で1位、2位を狙っていきたいと思います。期待してください。
シリーズランキング
平川亮:7位/10ポイント(今回5ポイント獲得)
小林可夢偉:5位/14ポイント(今回6ポイント獲得)
チーム(#7+#8):4位/24ポイント(今回5+6ポイント獲得)
